令和8年度 北海道 午前 問10
医薬品に共通する特性と基本的な知識
相互作用に関する問題
医薬品の相互作用等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般用医薬品のかぜ薬や解熱鎮痛薬等では、成分や作用が重複することが少ないため、通常、これらの医薬品を併用することが推奨されている。
b 相談者が医療機関・薬局から交付された薬剤を使用している場合には、登録販売者が一般用医薬品を併用しても問題ないかを判断する。
c 複数の医薬品を併用した場合、医薬品の作用が増強することはあるが、減弱することはない。
d 相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 誤 誤 誤
- 2誤 正 正 誤
- 3正 正 誤 正
- 4誤 誤 誤 正
- 5正 誤 正 正
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✓ これが正解4誤 誤 誤 正
解説
dだけが正。重複が多く併用は避け、作用の減弱も起こる
手引き第1章の他の医薬品や食品との相互作用、飲み合わせの項の知識で判断します。相互作用とは、複数の医薬品を併用したり、特定の食品と一緒に摂ったりしたときに、作用が増強したり減弱したりすることです。
aは誤りです。かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬などでは、成分や作用が重複することが多く、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は避けることとされています。bも誤りです。医療機関・薬局から交付された薬剤を使っている人について、一般用医薬品を併用しても問題ないかを登録販売者が判断するのは困難なことが多く、その薬剤を処方した医師・歯科医師や調剤した薬剤師に相談するよう説明する必要があります。cも誤りで、相互作用では作用が増強するだけでなく、減弱することもあります。dは正しく、相互作用には、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こるものと、薬理作用をもたらす部位で起こるものがあります。
a・b・cが誤り、dだけが正しいので、誤誤誤正の組み合わせが正解です。相互作用は増強と減弱の両方向、と覚えておくと、cのように片方だけに限る記述を見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 誤 誤 誤:d まで誤としていますが、相互作用には体内での吸収・分布・代謝・排泄の段階で生じるものと、薬が効く部位で生じるものがあるというdの説明は正しい内容です。
- 2誤 正 正 誤:b・c を正、d を誤としています。交付された薬剤との併用の可否は処方・調剤した医師や薬剤師に相談するよう説明すべきで、作用の減弱も起こり得るので、三つとも判定が逆です。
- 3正 正 誤 正:a とb を正しいとしています。かぜ薬や解熱鎮痛薬は成分の重複が多いため併用を避けるのが通常で、医療機関の薬剤との併用の判断は登録販売者には困難なことが多いので、どちらも誤りです。
- 5正 誤 正 正:a とc を正しいとしています。かぜ薬などは成分・作用の重複が多く併用は避けるのが通常であり、また併用で作用が弱まることもあるので、二つとも誤りの記述です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問10(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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