令和8年度 北海道 午前 問27
主な医薬品とその作用
コデインリン酸塩水和物の問題
鎮咳去痰薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鎮咳去痰薬には、咳を鎮める成分、気管支を拡げる成分、痰の切れを良くする成分、気道の炎症を和らげる成分等を組み合わせて配合されている。
b コデインリン酸塩水和物は、血液-胎盤関門を通過しない。
c コデインリン酸塩水和物は、胃腸の運動を活発にさせる作用がある。
d メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 正 正 誤
- 2正 正 誤 誤
- 3正 誤 正 誤
- 4誤 正 誤 正
- 5正 誤 誤 正
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✓ これが正解5正 誤 誤 正
解説
a・dが正。コデインは胎盤を通過し、胃腸の運動を低下させる
手引き第3章の鎮咳去痰薬の項の知識で判断します。
aは正しく、鎮咳去痰薬には、咳を鎮める成分、気管支を拡げる成分、痰の切れを良くする成分、気道の炎症を和らげる成分などが組み合わせて配合されています。bは誤りです。コデインリン酸塩水和物は、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られており、妊娠中の使用には注意が必要です。母乳中にも移行します。cも誤りです。コデインリン酸塩水和物は、胃腸の運動を低下させる作用も示し、副作用として便秘が現れることがあります。dは正しく、メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させるアドレナリン作動成分です。
a正・b誤・c誤・d正の組み合わせが正解です。コデインはモルヒネと同じ基本構造をもつ麻薬性鎮咳成分で、胎盤や母乳に移り、便秘を起こしやすい、とまとめて覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 正 正 誤:a・d を誤、b・c を正としており、四つすべて逆です。成分の組み合わせとメチルエフェドリンの気管支拡張作用は正しく、コデインは胎児へ移行し、胃腸の運動を低下させます。
- 2正 正 誤 誤:b を正しい、d を誤りと扱っており、二つとも逆です。コデインの成分は胎盤を越えて胎児にも届きますし、メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経に働いて気管支を広げる成分です。
- 3正 誤 正 誤:c を正、d を誤としています。コデインは胃腸の運動を活発にするのではなく低下させて便秘を起こすことがあり、メチルエフェドリンの説明は正しいので、二つとも判定が逆です。
- 4誤 正 誤 正:a を誤、b を正としています。鎮咳去痰薬が複数の作用の成分を組み合わせているという説明は正しく、コデインは胎盤を通過して胎児へ移行するので、どちらも判定が逆です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問27(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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