過去問解きまくり研究所 ホーム

令和5年度 北海道 午前 問25

主な医薬品とその作用

ジメンヒドリナートに関する問題

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれる成分とその成分を配合する目的との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

成分配合する目的
aジメンヒドリナート嘔吐中枢への刺激や自律神経反射を抑える
bカフェイン中枢神経系を興奮させる
cスコポラミン臭化水素酸塩水和物胃粘膜への麻酔作用で嘔吐刺激を和らげる
dジフェニドール塩酸塩不安や緊張などの心理的な要因を和らげる
答えと解説を見る

✓ これが正解1(a、b)

解説

aとbが正しい対応。cは抗コリン成分、dは前庭神経の調節

手引き第3章の鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の知識で、成分と配合目的の対応を確かめます。乗物酔いは、乗り物の揺れなどで内耳の平衡感覚が乱れて起こる、めまいや吐きけなどの症状です。

aのジメンヒドリナートは抗ヒスタミン成分で、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える目的で配合されます。正しい対応です。bのカフェインは、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる目的で配合されるもので、中枢神経系を興奮させるという対応は正しいものです。

cは誤りです。スコポラミン臭化水素酸塩水和物は抗コリン成分で、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させる目的で配合されます。胃粘膜への麻酔作用で嘔吐刺激を和らげるのは、アミノ安息香酸エチルなどの局所麻酔成分です。dも誤りです。ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示します。不安や緊張などの心理的な要因を和らげるのは、ブロモバレリル尿素などの鎮静成分です。

したがって、aとbを選ぶ組み合わせが正解です。乗物酔いの薬は、抗ヒスタミン・抗コリン・局所麻酔・鎮静・キサンチン系と、作用の型ごとに代表成分を並べて覚えると対応を取り違えません。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問25(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)