令和8年度 北海道 午前 問42
主な医薬品とその作用
月経前症候群に関する問題
女性の月経に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 月経は、子宮内膜が剥がれ落ち、血液と共に排出される生理現象である。
b 月経前症候群とは、月経の約10~3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛等の身体症状や感情の不安定、抑うつ等の精神症状を主体とするものをいう。
c 閉経とは、月経が停止して、妊娠可能な期間が終了することをいう。
d 月経周期には、扁桃体で産生されるホルモンと、卵巣で産生される女性ホルモンが関与する。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 正 誤 正
- 2正 誤 誤 正
- 3正 正 正 誤
- 4誤 正 誤 誤
- 5正 誤 正 正
答えと解説を見る
✓ これが正解3正 正 正 誤
解説
a・b・cが正。月経周期には視床下部や下垂体のホルモンが関与
手引き第3章の婦人薬の項にある、月経と女性ホルモンの知識で判断します。
aは正しく、月経は、子宮の内壁を覆っている膜(子宮内膜)が剥がれ落ち、血液(経血)と共に排出される生理現象です。bも正しく、月経前症候群は、月経の約10〜3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や、感情の不安定、抑うつなどの精神症状を主体とするものです。cも正しく、閉経とは、加齢とともに卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少していき、やがて月経が停止して、妊娠可能な期間が終了することです。dは誤りです。月経周期には、視床下部や下垂体で産生されるホルモンと、卵巣で産生される女性ホルモンが関与します。扁桃体は、月経周期に関わるホルモンを産生する部位として挙げられるものではありません。
a正・b正・c正・d誤の組み合わせが正解です。月経周期は脳の視床下部・下垂体と卵巣の連携で回る、と覚えておくと、別の部位にすり替えた記述に気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 正 誤 正:a・c を誤、d を正としています。月経と閉経の説明はどちらも正しく、月経周期に関わるホルモンを産生するのは視床下部や下垂体なので、三つの判定が逆です。
- 2正 誤 誤 正:b・c を誤、d を正としています。月経前症候群は月経の約10〜3日前に現れる症状、閉経は月経が止まり妊娠可能な期間が終わることで正しく、扁桃体とするd は誤りです。
- 4誤 正 誤 誤:a とc を誤としていますが、子宮内膜が剥がれて経血と共に出るという月経の説明も、妊娠可能な期間が終わるという閉経の説明も正しい内容です。
- 5正 誤 正 正:b を誤、d を正としています。月経前症候群の説明は正しく、月経周期に関わるホルモンは扁桃体ではなく視床下部や下垂体で産生されるので、二つとも判定が逆です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問42(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)