令和8年度 北海道 午後 問44
医薬品の適正使用・安全対策
既往歴に関する問題
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」の項目には、他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人も該当する。
b 高齢者は、どの程度リスクが増大しているかを年齢のみから一概に判断することは難しく、専門家に相談しながらその医薬品の使用の適否について慎重な判断がなされるべきである。
c 胎児への影響や妊娠という特別な身体状態を考慮して、一般的に、医薬品の使用には慎重を期す必要があるため、既に妊娠が判明し、定期的な妊婦健診を受けている場合には、担当医師に相談するよう説明がなされる必要がある。
d 「次の診断を受けた人」の項目には、現に医師の治療を受けているか否かによらず、その医薬品が使用されると状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が示されている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 正
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 正 正
- 4正 正 誤 正
- 5正 正 正 誤
答えと解説を見る
✓ これが正解1正 正 正 正
解説
a〜dはすべて正しい記述
手引き第5章の添付文書の相談することの項目の範囲で判断します。
aは正しい記述です。薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人には、その医薬品の成分でアレルギーを起こした人だけでなく、他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人やアレルギー体質の人も含まれます。こうした人は一般にアレルギー性の副作用を生じるリスクが高いからです。bも正しく、高齢者は生理機能が衰えていて副作用のリスクが高い一方、どの程度リスクが増しているかを年齢だけで一概に判断するのは難しいため、専門家に相談しながら使用の適否を慎重に判断すべきとされています。cも正しく、妊婦では胎児への影響や妊娠という特別な身体状態を考慮して医薬品の使用に慎重を期す必要があり、すでに妊娠が分かって定期的な妊婦健診を受けている場合は、担当医師に相談するよう説明する必要があります。dも正しく、次の診断を受けた人の項目には、現に医師の治療を受けているかどうかにかかわらず、その医薬品を使うと状態の悪化や副作用などを招きやすい基礎疾患が示されています。
したがって、a・b・c・dのすべてを正とする組み合わせが正解です。相談することの項目は、使用者の状態に応じて専門家に判断を委ねる趣旨、と理解しておくと各記述を判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2誤 正 正 正:aを誤としていますが、他の医薬品でアレルギー歴がある人も副作用のリスクが高く対象に含まれるので、正しい記述です。
- 3正 誤 正 正:bを誤としていますが、高齢者のリスクは年齢だけで決められず専門家と相談して判断すべきとされ、正しい記述です。
- 4正 正 誤 正:cを誤としていますが、妊婦健診を受けている人には担当医への相談を勧める必要があるので、正しい記述です。
- 5正 正 正 誤:dを誤としていますが、治療中かどうかに関係なく悪化を招きやすい基礎疾患が示される項目で、正しい記述です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問44(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)