令和8年度 北海道 午後 問58
医薬品の適正使用・安全対策
イブプロフェンに関する問題
イブプロフェンを含む一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
イブプロフェンは、妊娠期間の( a )、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖、子宮収縮の( b )、分娩時出血の増加のおそれがあるため、出産予定日( c )週以内の妊婦に対して、使用(服用)しないこととしている。
- 1a=短縮 b=抑制 c=12
- 2a=短縮 b=促進 c=12
- 3a=短縮 b=抑制 c=24
- 4a=延長 b=促進 c=24
- 5a=延長 b=抑制 c=12
答えと解説を見る
✓ これが正解5a=延長 b=抑制 c=12
解説
a=延長、b=抑制、c=12が入る
手引き第5章の添付文書のしてはいけないこと(出産予定日12週以内の妊婦)の範囲で判断します。イブプロフェンなどの解熱鎮痛成分の注意です。
aには延長が入ります。イブプロフェンは、妊娠期間の延長、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖、子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加のおそれがあるため、出産予定日12週以内の妊婦は使用(服用)しないこととされています。イブプロフェンはプロスタグランジンの産生を抑える成分で、プロスタグランジンには子宮を収縮させる働きもあるため、子宮収縮が抑えられて出産が遅れる、つまり妊娠期間が延びる方向に働くと考えると理解しやすくなります。bには抑制が入ります。促進ではありません。cには12が入ります。注意の対象は出産予定日12週以内の妊婦です。
したがって、a=延長、b=抑制、c=12の組み合わせが正解です。プロスタグランジンを抑えると子宮の収縮が弱まり、妊娠期間が延びる、と作用の流れで覚えると語の向きを取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1a=短縮 b=抑制 c=12:aを短縮としています。手引きが挙げるおそれは妊娠期間が延びる方向で、短縮ではありません。正しくはa=延長です。
- 2a=短縮 b=促進 c=12:aを短縮としています。手引きが挙げるおそれは妊娠期間が延びる方向で、短縮ではありません。bを促進としています。子宮収縮は弱まる方向のおそれとされており、促進ではありません。
- 3a=短縮 b=抑制 c=24:aを短縮としています。手引きが挙げるおそれは妊娠期間が延びる方向で、短縮ではありません。cを24としています。対象は出産予定日まで12週以内の妊婦で、24週ではありません。
- 4a=延長 b=促進 c=24:bを促進としています。子宮収縮は弱まる方向のおそれとされており、促進ではありません。cを24としています。対象は出産予定日まで12週以内の妊婦で、24週ではありません。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問58(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)