平成21年度 秋期 午前 問37
ネットワーク
PBXに関する問題
図は,既存の電話機を使用した企業内 PBX の内線網を,IP ネットワークに統合する場合の接続構成を示している。図中の a〜c に該当する装置の適切な組合せはどれか。
[電話機]─[ a ]─[ b ]─[ c ]─(IP ネットワーク)
※ 選択肢は原文では罫線の表(記号の列 ア〜エ が行)です。
| a | b | c | |
|---|---|---|---|
| ア | PBX | VoIP ゲートウェイ | ルータ |
| イ | PBX | ルータ | VoIP ゲートウェイ |
| ウ | VoIP ゲートウェイ | PBX | ルータ |
| エ | VoIP ゲートウェイ | ルータ | PBX |
- アa=PBX,b=VoIP ゲートウェイ,c=ルータ
- イa=PBX,b=ルータ,c=VoIP ゲートウェイ
- ウa=VoIP ゲートウェイ,b=PBX,c=ルータ
- エa=VoIP ゲートウェイ,b=ルータ,c=PBX
答えと解説を見る
✓ これが正解アa=PBX,b=VoIP ゲートウェイ,c=ルータ
解説
電話機側から、束ねる、翻訳する、運び分ける、の順です。
元々あった電話機を、IP ネットワークに載せ替えて使う場面での装置の並びを問うています。電話機自体は、旧来の信号の形で線を送り出すので、その信号をまず束ねる PBX が必要です。次に、旧来の信号の形を、IP ネットワークの中で運べる小さなパケットの形に組み替える役が入ります。ここに入る VoIP ゲートウェイが、二つの世界の言葉を翻訳する境目にあたります。最後に、そのパケットを IP ネットワークの中の宛先に運び分けるルータが置かれます。この順で並べたとき、束ねる役、翻訳の役、運び分ける役という三段が、電話機から IP ネットワークまで一本の道につながります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イa=PBX,b=ルータ,c=VoIP ゲ…:二つ目の位置に IP ネットワーク内で宛先へ運び分ける装置を、三つ目の位置に旧来の信号をパケットに変える装置を置いた並びだと述べています。翻訳の装置がないままネットワーク内の運び分けを先に置くと、旧来の信号を扱えず、道が組み立てられません。
- ウa=VoIP ゲートウェイ,b=PBX,…:一つ目の位置に翻訳の装置を、二つ目の位置に電話機の側を束ねる装置を置いた並びだと述べています。翻訳の装置は、束ねられた信号を IP ネットワークに載せる境目に立つ役なので、電話機の直後に置くと束ねの位置がありません。
- エa=VoIP ゲートウェイ,b=ルータ,…:一つ目の位置に翻訳の装置を、三つ目の位置に電話機を束ねる装置を置いた並びだと述べています。束ねる装置は電話機の側で内線をまとめる役で、IP ネットワークの直前に置くと役目の並びが逆さになってしまいます。
この問題の用語
- ルータLAN同士やLANとWANをつなぎ、ネットワーク層で中継する機器です。宛先のIPアドレスを見て経路を選び、パケットを転送します。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問37(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問32:ネットワーク機器のアドレス(ルータ)
- 令和7年度 春期 午前 問31:選択されるネクストホップ(ルータ)
- 令和6年度 春期 午前 問34:SDNに関する問題(ルータ)
- 令和6年度 春期 午前 問32:ルータに関する問題(ルータ)
- 令和5年度 秋期 午前 問35:マルチキャストに関する問題(ルータ)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)