平成21年度 秋期 午前 問42
セキュリティ
無線 LAN において,事前にアクセスポイントに登録した端末以外の接続を制限するためのものはどれか。
- アAES
- イIEEE 802.11b
- ウMAC アドレスフィルタリング
- エTKIP
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✓ これが正解ウMAC アドレスフィルタリング
解説
端末の物理的な識別子で入口を絞る仕組みです。
無線の電波は届く範囲であれば誰でも受けられます。だから、あらかじめ通信機器の側に、繋いでよい端末の識別子の一覧を持たせ、その一覧に載っていない端末からの接続は最初から取り次がない、という MAC アドレスフィルタリングが採られます。ここで使う識別子は、端末の通信機器に個別に割り振られた、データリンク層(MAC 副層)の識別子です。もともとは装置の側に焼き付けられた値ですが、利用者の手で別の値に見せかけることもできるので、この仕組みだけで守りが固まるわけではありません。四つの記述を並べるときは、暗号で守る話や、規格の呼び名を挙げただけの記述と、この入口を絞る仕組みとを分けて選び取ります。要点は、端末を識別して、繋がせるか、繋がせないかを、入口で仕分ける、という点にあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アAES:無線の通信を秘匿するために使う共通鍵の暗号方式の名前を挙げています。通信の中身を守る仕組みで、端末を識別して入口で絞る話ではありません。
- イIEEE 802.11b:無線 LAN の物理層と MAC 副層の規格そのものを挙げています。通信の速度や周波数を定めた枠組みで、端末の登録の有無で接続を仕分ける機能を指すものではありません。
- エTKIP:無線区間の暗号鍵を短い時間で切り替えていく暗号の仕組みを挙げています。鍵の運用を強くする話で、端末の識別子で入口を絞る話とは狙いが違います。
この問題の用語
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- アクセスポイント無線の端末を有線のLANにつなぐ中継機です。電波の届く範囲にある複数の端末をまとめて受け持ち、ネットワークへの出入口になります。
- AES暗号化と復号に同じ鍵を使う共通鍵暗号の方式で、決まった長さごとに区切って処理します。処理が速く、通信やデータ本体の暗号化に使われます。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問42
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(アクセスポイント)
- 令和7年度 秋期 午前 問30:送信時間に関する問題(LAN)
- 令和7年度 春期 午前 問29:LANケーブルに関する問題(アクセスポイント)
- 令和2年度 10月 午前 問42(AES)
- 平成30年度 秋期 午前 問45:WPA2に関する問題(AES)
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