平成21年度 秋期 午前 問80
法務
日本工業標準調査会の説明
日本工業標準調査会を説明したものはどれか。
- ア経済産業省に設置されている審議会で,工業標準化法に基づいて工業標準化に関する調査・審議を行っており,特に JIS の制定,改正などに関する審議を行っている。
- イ電気機械器具・材料などの標準化に関する事項を調査審議し,JEC 規格の制定及び普及の事業を行っている。
- ウ電気・電子技術に関する非営利の団体であり,主な活動内容としては,学会活動,書籍の発行,IEEE で始まる規格の標準化を行っている。
- エ電子情報技術産業の総合的な発展に資することを目的とした団体であり,JEITA で始まる規格の制定及び普及の事業を行っている。
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✓ これが正解ア経済産業省に設置されている審議会で,工業標準化法に基づいて工業標準化に関する調査・審議を行っており,特に JIS の制定,改正などに関する審議を行っている。
解説
経済産業省に置かれ、JISの制定や改正を審議する調査会です。
この設問は、設問の当時の名称である日本工業標準調査会について、その素性の説明として正しいものを選ぶ問いです。この調査会は、国の側で工業の標準を整える役割を担う場として、経済産業省の中に置かれた審議の場にあたります。よりどころとする法律は、当時の名称で工業標準化法と呼ばれるものです。その後の法改正で、法律は産業標準化法に、調査会は日本産業標準調査会に名称が改められています。担う仕事は、標準の制定や改正について、案の妥当さを審議し、答申する形で決めていくことにあります。同じ標準化に関わる場でも、業界の団体や、電気の分野の学会、電子情報の産業の団体は、それぞれ別の名称と設立の根拠を持つので、この調査会の説明にはあたりません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ電気機械器具・材料などの標準化に関する事…:電気機械器具・材料などの標準化に関する事項を調査審議し、JEC規格の制定及び普及の事業を行っていると述べています。これは電気学会に置かれる別の団体の説明で、経済産業省に置かれた審議会の説明とは、置かれる場所と担う規格が違います。
- ウ電気・電子技術に関する非営利の団体であり…:電気・電子技術に関する非営利の団体であり、主な活動内容としては、学会活動、書籍の発行、IEEEで始まる規格の標準化を行っていると述べています。これは米国に本部を置く電気電子技術者の学会の説明で、日本の審議会の説明にはあたりません。
- エ電子情報技術産業の総合的な発展に資するこ…:電子情報技術産業の総合的な発展に資することを目的とした団体であり、JEITAで始まる規格の制定及び普及の事業を行っていると述べています。これは電子情報の産業の団体の説明で、国の側に置かれた審議の場の説明とは、担う位相が違います。
出題当時の情報です(現在との違い)
2019年7月の産業標準化法施行で、日本工業標準調査会は日本産業標準調査会に、工業標準化法は産業標準化法に改められました。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問80
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