平成21年度 秋期 午前 問64
システム戦略
システム管理基準に関する問題
“システム管理基準”によれば,組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画はどれか。
- ア開発計画
- イ事業継続計画
- ウ全体最適化計画
- エ年間運用計画
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✓ これが正解ウ全体最適化計画
解説
組織全体のあるべき姿を、まとめて描いておく計画が答えです。
システム管理基準では、情報を扱う仕組みを個々に見るのではなく、組織の全体像として先に姿を描いてから、部分の計画へ落としていく順序をとります。設問はその順序の一番上、つまり、組織全体の情報の仕組みがどうあるべきかをまとめる計画にあたるものを問うています。この計画では、どの領域にどのくらいの重点を置き、どの順で整えていくかを、組織の目的と重ねて示します。個別の作り込みや、日々の運用の段取りは、この上位の姿に沿って組み立てることになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア開発計画:開発計画だと述べています。これは決まったひとつの仕組みを作るときの段取りにあたる計画で、組織全体の情報の姿を先にまとめる、という上位の位置には立ちません。
- イ事業継続計画:事業継続計画だと述べています。これは災害や事故で事業が止まったときに、いかに立て直すかを備える計画で、平時のあるべき姿を全体像として描く計画とは目的が違います。
- エ年間運用計画:年間運用計画だと述べています。これは一年という短い区切りの中で、日々の運用の段取りを組む計画で、組織全体のあるべき姿を先に描く上位の計画とは、視野の広さが違います。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 事業継続計画予期せぬ事態でも重要な業務を続けられるよう、事前に決めておく行動計画。全業務を同じ水準で守るのではなく、優先順位をつけて策定します。
出題当時の情報です(現在との違い)
システム管理基準は2018年4月と2023年4月に改訂され、「全体最適化」の区分は「ITガバナンス」に組み替えられました(出題時は平成16年版)。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64
同じ用語が出る問題
- 令和4年度 春期 午前 問58:事業継続計画に関する問題(事業継続計画)
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