平成22年度 秋期 午前 問23
コンピュータ構成要素
DSPに関する問題
DSP(Digital Signal Processor)の特徴的な演算機能はどれか。
- ア積和演算
- イ複素数演算
- ウ浮動小数点演算
- エ論理演算
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✓ これが正解ア積和演算
解説
掛けて足す計算をまとめて行うのが特徴です。
DSP は、音声や画像、通信の波形をディジタルのまま加工するために作られた専用のプロセッサです。判定の軸は、ほかのプロセッサには見られない演算はどれかという一点になります。この装置が受け持つ処理の中心には、入力された値に係数を掛け、その結果を次々に足し合わせていく形があります。そのため、掛け算と足し算をひとまとめにして一度に行う積和演算を高速に繰り返せるように作られていて、途中の合計をためておく専用の加算器も備えています。正解は積和演算です。特徴的なものを問われたときは、ほかの装置にも当たり前に備わっているものを先に外していくと、残ったものが見えてきます。DSP という名前が示すとおり、信号を処理するという用途がそのまま演算器の形を決めている点が、この問いの読みどころです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ複素数演算:周波数の分析で実部と虚部を伴う値が現れるため結び付けたくなりますが、専用の命令として備えるわけではありません。二つの成分に分けたうえで、掛けて足す形の計算に落として処理します。
- ウ浮動小数点演算:汎用のプロセッサにも演算器として載っているので、この装置に固有のものとは言えません。組込み向けでは速さと価格を優先し、小数点の位置を固定した方式で作る例も多くあります。
- エ論理演算:どのようなプロセッサでも備えている基本の演算です。特徴を問う設問で、あらゆる装置に共通するものを挙げても、ほかと区別する手がかりにはなりません。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問23
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