平成22年度 秋期 午前 問66
システム企画
要件定義に関する問題
要件定義において,ユーザや外部システムと,業務の機能を分離して表現することで,ユーザを含めた業務全体の範囲を明らかにするために使用される図はどれか。
- アアクティビティ図
- イクラス図
- ウ状態遷移図
- エユースケース図
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✓ これが正解エユースケース図
解説
外にいる人と中の機能の境目を描く図です。
四つはどれも業務や仕組みを描くための図ですから、よく使うかどうかでは選べません。判定の軸は、その図が仕組みの外に居る相手を描けるかという一点です。設問は、利用者や外部の仕組みと、業務の機能とを分離して表し、利用者まで含めた全体の範囲を明らかにすると書いています。外と中を分けて、その境目を引ける図は一つしかありません。正解はユースケース図です。外に居る利用者や外部の仕組みはアクターと呼び、棒人間の絵で描きます。中で提供する機能は楕円で描き、その両方を大きな四角で囲みます。この四角が、設問の言う業務全体の範囲にあたります。要件定義では、どこまでを作るのかを最初に関係者で合わせておかないと、後から際限なく広がります。合わせるべき境目を一枚で見せられることが、この図の値打ちです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアクティビティ図:処理がどう進むかを、分かれ道や同時進行や合流を交えて描く図です。手順を細かくしていくための道具ですから、どこまでを作るのかという範囲を決める段より後で使うものになります。
- イクラス図:扱うものの構造を、まとまりとその関連、持っている項目や操作で描く図です。この記法には仕組みの外に居る人を描く書き方がないので、利用者まで含めてという設問の条件で落ちます。
- ウ状態遷移図:一つの対象が、どんな出来事をきっかけにどの状態へ移るかを描く図です。時間に沿ったふるまいを表す道具ですから、全体の範囲を一枚で示したいという目的には向きません。
この問題の用語
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
出典:平成22年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問66
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問46:要件定義に関する問題(要件定義)
- 令和7年度 春期 午前 問66:準委任型が適切であるとされるもの(要件定義)
- 令和6年度 秋期 午前 問66:UMLに関する問題(要件定義)
- 令和6年度 秋期 午前 問51:スコープの管理の活動(要件定義)
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