平成28年度 春期 午前 問48
開発技術
プロセス制御などの事象駆動(イベントドリブン)による処理の仕様を表現する方法として,適切なものはどれか。
- アDFD
- イE-R 図
- ウクラス図
- エ状態遷移図
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✓ これが正解エ状態遷移図
解説
状態と事象の移り変わりを描けるのは状態遷移図です。
事象駆動とは、外から出来事が起きたときに処理が動く造りのことです。この造りの仕様を書き表すには、いまどの状態にあり、どの出来事が来たら次はどの状態へ移るのか、を示せなければなりません。つまり図の中に状態と事象の両方が必要です。状態遷移図は、丸で状態を表し、矢印で事象を表し、矢印の脇に条件や動作を書き添えます。求められている内容をそのまま描けるので、これが当てはまります。プロセス制御のほか、通信の手順や画面の移り変わりなど、同じ入力を受けても今の状態によって結果が変わるものを表すときに使います。流れ図では状態を持てないため、この種の仕様は書き表せません。この設問の分かれ目は、その図が何を主役にしているかです。何があるかという構造を主役にした図では、時間の中での移り変わりを表せません。逆に言えば、状態という言葉が図の中に居場所を持っているかどうかを見れば決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アDFD:DFD が描くのはデータの流れです。処理やデータストアや外部実体を線でつなぎますが、いつ動くかという順序や時点までは表さないので、出来事をきっかけに動く造りは書き表せません。
- イE-R 図:E-R 図が描くのはデータの構造で、実体と実体の関連を表します。時間という考え方そのものを持たないため、状態が移り変わっていく様子を表現する用途には向きません。
- ウクラス図:クラス図はクラスと属性と操作、そしてクラス同士の関係を表す静的な図です。同じ表記法の中には動きを描くための図が別に用意されており、移り変わりはそちらが受け持ちます。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48
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