平成22年度 春期 午前 問27
マルチメディア
PCMに関する問題
音声などのアナログデータをディジタル化するために用いられる PCM で,音の信号を一定の周期でアナログ値のまま切り出す処理はどれか。
- ア暗号化
- イ標本化
- ウ符号化
- エ量子化
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✓ これが正解イ標本化
解説
一定の周期で値を切り出すのが標本化です。
音声をデジタルのデータに直す PCM は、三つの段階を決まった順に通ります。最初が標本化で、一定の周期でその瞬間の値を切り出します。次が量子化で、切り出した値を決められた段階のどれかに丸めます。最後が符号化で、丸めた値を 0 と 1 の並びに置き換えます。設問はこの三つのうち、一定の周期で切り出す処理であり、しかも切り出した値はアナログのままだと二重に条件を付けています。周期という言葉が一段目を指し、アナログのままという言葉が、まだ丸めていない、つまり二段目の手前だと告げています。したがって正解は標本化です。この三段は、時間を刻む、値を刻む、記号に直す、と言い換えると取り違えにくくなります。設問は必ずこのうちどれを指しているかを書いているので、語を三つ覚えるよりも、どこを刻む話なのかを読み取るほうが確かです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア暗号化:暗号化は内容を第三者に読めない形へ変える処理で、そもそもこの三段階には含まれません。符号化と音が似ているために置かれた紛らわしい肢であり、秘匿とは関係のない流れです。
- ウ符号化:符号化は三段階の最後にあたり、丸めた値を 0 と 1 の並びへ置き換える処理です。切り出す作業はすでに終わっているので、一定の周期でという条件の側には当てはまりません。
- エ量子化:量子化は切り出した値を決められた段階に丸める処理で、ここで初めて値が飛び飛びになります。設問がアナログのままと断っているので、丸めた後を指すこの処理では条件に合いません。
この問題の用語
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問27
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