平成23年度 秋期 午前 問63
システム戦略
BPRに関する問題
ビジネスプロセスを根本的に考え直し,抜本的にデザインし直すことによって,企業のコスト,品質,サービス,スピードなどのパフォーマンスを劇的に改善するものはどれか。
- アアライアンス
- イコアコンピタンス
- ウゴーイングコンサーン
- エリエンジニアリング
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✓ これが正解エリエンジニアリング
解説
今の手順を前提にせず、白紙から設計し直すことです。
リエンジニアリングは、re(もう一度)と engineering(設計する)を合わせた言葉で、正式には BPR、つまりビジネスプロセスリエンジニアリングと呼ばれます。仕事の進め方を少しずつ良くしていくのではなく、今のやり方をいったん脇に置いて、白紙から組み立て直します。だからこそ、コストや品質、サービス、速さといった成果が大きく動く可能性を持ちます。設問の文は、この考え方の定義をほぼそのまま日本語にしたものです。見分けの合図は三つの語です。根本的に、抜本的に、劇的に。この三つが並んで出てきたら、日々の改善ではなく BPR の側だと判断できます。改善との分かれ目は、今の手順を出発点に置くかどうかの一点です。出発点に置けば積み上げ型になり、効果は小さい代わりに危険も小さくなります。置かなければ効果は大きくなりますが、失敗したときの傷も大きくなります。なお、ERP パッケージやワークフローシステムは BPR を支える道具ですが、道具を入れれば作り直したことになるわけではありません。順序としては、まず仕事の手順そのものを設計し直すのが先です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアライアンス:アライアンスは企業どうしの提携を指し、資本の関係を持たずに協力する形も含みます。相手が必要な話であって、自社の仕事の進め方を組み直す話ではありません。
- イコアコンピタンス:コアコンピタンスは、他社がまねできない自社の中核となる強みのことです。何で戦うかを選ぶための言葉で、手順を作り直す活動そのものを指しません。
- ウゴーイングコンサーン:ゴーイングコンサーンは、企業がこの先も続いていくという前提を指し、継続企業の前提とも呼ばれます。会計や監査で使う言葉で、改善活動とは別の文脈にあります。
この問題の用語
- BPRいまのやり方を前提にせず、業務の進め方を根本から作り直すことです。高い目標を立てて、最上位の業務機能と組織の形から検討します。
- コアコンピタンス他社がまねできない、その会社ならではの中核の強みのことです。経営資源をここに集中させることで、競争で優位に立つことを目指します。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問63
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 秋期 午前 問64:BPRに関する問題(BPR)
- 平成31年度 春期 午前 問67:コアコンピタンスに該当するもの(コアコンピタンス)
- 平成27年度 秋期 午前 問74:コンプライアンス強化の説明(コアコンピタンス)
- 平成26年度 秋期 午前 問74:内部統制に関する問題(コアコンピタンス)
- 平成26年度 秋期 午前 問70:コア技術の事例(コアコンピタンス)
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