平成23年度 特別 午前 問50
プロジェクトマネジメント
PMBOKのWBSで定義するもの
PMBOK の WBS で定義するものはどれか。
- アプロジェクトで行う作業を階層的に要素分解したワークパッケージ
- イプロジェクトの実行,監視・コントロール,及び終結の方法
- ウプロジェクトの要素成果物,除外事項及び制約条件
- エワークパッケージを完了するために必要な作業
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✓ これが正解アプロジェクトで行う作業を階層的に要素分解したワークパッケージ
解説
作業を階層的に分解した一番下の箱までを定めます。
PMBOK が扱う WBS は、作業を分解した構造という意味の略語です。その言葉をそのまま日本語に直すと、正解の肢とほぼ重なります。プロジェクト全体を大きなまとまりに割り、さらに小さなまとまりに割っていき、いちばん下に並ぶ箱がワークパッケージです。WBS で定義するのは、ここまでの構造です。ワークパッケージは、見積りができ、担当を決められ、進み具合を測れる大きさになるように切ります。この問いで気をつけたいのは、箱そのものと箱の中身の違いです。ワークパッケージを完了するために必要な一つ一つの作業は、この構造を作った次の段で洗い出すものであり、構造の側には含まれません。似た言葉が並ぶのは、作る順番が近いからです。先に何を作り何は作らないかを決め、それを入力として作業の構造に割り、さらに細かい作業に割っていきます。前の段で決めることと、後の段で決めることを取り違えなければ、四つの記述はきれいに分かれます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イプロジェクトの実行,監視・コントロール,…:実行、監視・コントロール、及び終結の方法という内容で、どう進めるかを定める話です。作業の構造は何を作るかを表すものですから、進め方を書き留める文書とは役目が分かれています。
- ウプロジェクトの要素成果物,除外事項及び制…:要素成果物に加えて、除外事項及び制約条件が並んでいます。やらないことや守るべき制限を書き留めるのは作業の構造ではなく、その前に範囲を定める段で扱う内容です。
- エワークパッケージを完了するために必要な作…:ワークパッケージを完了するために必要な作業という記述で、最も紛らわしいものです。これは箱の中身に当たり、構造ができた次の段で洗い出されるものですから、構造そのものではありません。
この問題の用語
- WBS作業を階層的に細かく分けて、管理できる大きさにまとめた図です。順序関係を表す図ではなく、やることの範囲を漏れなく並べます。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- コントロール目的どおりに業務が進むように組み込む、決まりや点検、仕組みのことです。監査では、その整備と運用の状況が評価されます。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問50
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問60:コントロールに関する問題(コントロール)
- 令和7年度 秋期 午前 問51:スコープに関する問題(WBS)
- 令和7年度 春期 午前 問58:ウォークスルー法の説明(コントロール)
- 令和6年度 秋期 午前 問52:WBSの最下位のレベルの作業(WBS)
- 令和5年度 秋期 午前 問51(WBS)
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