平成24年度 秋期 午前 問16
システム構成要素
稼働率に関する問題
図の回線網における福岡・東京間の回線の稼働率はおよそ幾らか。ここで,隣接するノード間の回線の稼働率は,全て 0.9 とする。
〔図〕回線網
福岡 ─── 大阪 ─── 東京
\ /
名古屋- ア0.81
- イ0.88
- ウ0.89
- エ0.98
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✓ これが正解イ0.88
解説
直列は掛け算、並列は両方だめを引きます。
図を二つの区間に割って考えます。福岡から大阪までは道が一本しかないので、この区間の稼働率はそのまま 0.9 です。大阪から東京までは、直通の道と、名古屋を経由する道の二通りがあります。まずは経由する道をまとめます。大阪から名古屋、名古屋から東京と二本続けてつながっていないと通れないので、0.9 と 0.9 を掛けて 0.81 です。次に二通りをまとめます。この区間が使えなくなるのは、直通も経由も両方とも止まったときだけですから、止まる確率どうしを掛けて 0.1 と 0.19 で 0.019、これを 1 から引いて 0.981 になります。最後に、二つの区間は続けて通る関係なので掛け合わせます。0.9 と 0.981 で 0.8829、およそ 0.88 が答えです。信頼性設計の計算では、続けて通る部分は掛ける、選べる部分は全部が止まる確率を 1 から引く、という二つの操作を区間ごとに使い分けます。そして最後に、必ず始点から終点までを通しでつなぎ直してください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア0.81:0.9 と 0.9 を掛けただけの値です。名古屋を通る回り道があることを勘定に入れず、一本道として見たときの答えにあたります。
- ウ0.89:回り道を一本の回線と見なして 0.1 と 0.1 を掛け、1 から引いて 0.99 とし、これに 0.9 を掛けると 0.891 になります。回り道が二本の直列であることを見落とした形です。
- エ0.98:大阪から東京までの区間だけを計算して止めた値です。始点から終点まで通しでつなぐ必要があるので、福岡から大阪までの 0.9 を掛け合わせる手順が抜け落ちています。
この問題の用語
- 稼働率使える状態だった時間が、全体のどれだけを占めるかを表す割合。約束した水準を守れたかどうかの物差しになります。
- 信頼性設計故障が起きても危険や全面停止に直結させないための設計の総称。危険を避けるフェールセーフ、誤操作をさせないフールプルーフなどが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問16
同じ用語が出る問題
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