平成24年度 春期 午前 問58
システム監査
システム管理基準に関する問題
“システム管理基準”において,システムテストの監査におけるチェックポイントのうち,適切なものはどれか。
- アテスト計画は事前に利用者側の責任者だけで承認されていること
- イテストは独立性を考慮して,利用者側の担当者だけで行われていること
- ウテストは本番環境で実施されていること
- エ例外ケースや異常ケースを想定したテストが行われていること
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✓ これが正解エ例外ケースや異常ケースを想定したテストが行われていること
解説
例外や異常の場合を想定した試験が必要です。
この設問は、システム管理基準に照らして、システムテストの監査で確かめるべき点を選ばせています。見分けの軸は、その記述が本来あるべき統制を働かせる向きなのか、それとも弱める向きなのか、という一点になります。監査で確かめるのは、決めごとがきちんと働いているかどうかです。ですから、関わるべき人を締め出したり、分けておくべき場を一緒にしたりする記述が、合格の基準になることはまずありません。適切なのは、例外の場合や異常な場合を想定した試験が行われていること、という記述です。想定していない値が入ってきたとき、境目の値を与えたとき、機器が止まったとき、同じ資源を奪い合ったとき、といった場面は、正常な流れを通すだけでは現れません。障害はそこでしか見つからないと言ってよく、正常な流れだけで終えると、動くはずの道が動いたことしか確かめられません。監査を行う側は、試験項目の一覧を見て、こうした場面が設計に組み込まれているかを確かめます。設問の記述に、限る、だけ、省く、といった言い回しが混じっていたら、まず疑ってかかると見立てを誤りません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アテスト計画は事前に利用者側の責任者だけで…:承認する相手を利用者側の責任者だけに限っています。試験の計画は、作る側と使う側の双方が中身に合意して初めて拠りどころになりますので、開発側の承認が抜けている状態を合格の基準にはできません。
- イテストは独立性を考慮して,利用者側の担当…:実施する人を利用者側の担当者だけに限っています。開発側が主体となって行う段階と、使う側が確かめる段階とは役割が分かれているだけであり、片方を締め出すことが独立性の確保にはなりません。
- ウテストは本番環境で実施されていること:本番環境での実施は、実際の業務データを壊したり、動いている処理を止めたりする恐れがあります。試験は異常な値をあえて与えるものですから、本番と同等の構成をそろえたテスト環境を別に用意して行います。
この問題の用語
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- システムテスト作り上げたシステム全体が、求めたとおり動くかを確かめる試験です。機能のほか、性能や操作性、異常時の動きなども確かめます。
出典:平成24年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問58
同じ用語が出る問題
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