平成25年度 秋期 午前 問38
セキュリティ
公開鍵暗号方式に関する問題
非常に大きな数の素因数分解が困難なことを利用した公開鍵暗号方式はどれか。
- アAES
- イDSA
- ウIDEA
- エRSA
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✓ これが正解エRSA
解説
RSA は大きな数を素因数分解しにくいことに頼ります。
設問には縛りが二つあります。公開鍵暗号方式であること、そして安全性の根拠が素因数分解の難しさにあることです。公開鍵暗号方式は、暗号化と復号に対になる別々の鍵を使う方式で、同じ鍵を両方に使う方式とはここで分かれます。RSA は大きな素数を二つ選び、掛け合わせた数を公開鍵の一部として使います。掛け算そのものは簡単でも、出来上がった数から元の二つの素数を割り出すのは、桁が大きくなるほど手に負えなくなります。この手間の差が安全性の土台です。暗号化にも署名にも使えるのも特徴です。よって RSA が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アAES:暗号化と復号に同じ鍵を使う方式なので、一つ目の縛りで落ちます。共通鍵を使う方式の標準として広く用いられているもので、安全性の根拠も素因数分解ではありません。
- イDSA:対になる鍵を使う仲間ではありますが、署名を作ることに用途が限られており、文書そのものを暗号化する使い方はできません。安全性が頼っているのも、別の計算の難しさです。
- ウIDEA:こちらも暗号化と復号に同じ鍵を使う方式で、その鍵を相手に届ける手立てが別に必要です。対になる二つの鍵という前提から外れるので、一つ目の縛りで落ちます。
この問題の用語
- 公開鍵暗号方式「公開鍵暗号」と同じ意味です。配ってよい鍵と隠す鍵を対にして使うやり方を、手順として言うときにこの言い方をします。
- 素因数分解大きな数を、かけ合わせのもとになる素数へ分けることです。これが非常に難しいことを利用したのが、RSA暗号です。
- RSA非常に大きな数の素因数分解が難しいことを安全性の根拠にした公開鍵暗号方式です。鍵を公開するものと秘密にするものの2つに分けて使います。
- AES暗号化と復号に同じ鍵を使う共通鍵暗号の方式で、決まった長さごとに区切って処理します。処理が速く、通信やデータ本体の暗号化に使われます。
出典:平成25年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問38
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問38:公開鍵暗号方式に関する問題(公開鍵暗号方式)
- 令和5年度 秋期 午前 問37:楕円曲線暗号の特徴(RSA)
- 令和2年度 10月 午前 問42(AES)
- 平成30年度 秋期 午前 問37:楕円曲線暗号に関する記述(素因数分解)
- 平成22年度 秋期 午前 問40:公開鍵暗号方式に関する記述(素因数分解)
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