平成26年度 秋期 午前 問29
データベース
データマイニングの説明
データマイニングの説明はどれか。
- ア検索効率を高めるために,大規模データベースの一部をあらかじめ用途に合わせて抽出し,データの要約などの加工をしておくこと
- イ大規模データベースから,統計や推論の手法を使って,意味のある情報を見つけ出すこと
- ウ大規模データベースにおけるスタースキーマを実装するのに適した,索引ファイルを作成すること
- エ大規模データベースにおけるメタデータを効率よく管理すること
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✓ これが正解イ大規模データベースから,統計や推論の手法を使って,意味のある情報を見つけ出すこと
解説
統計や推論で、埋もれた関係を掘り当てることです。
設問は、データマイニングの説明を選ばせています。四つの記述はどれも大規模データベースを主語にしているので、何をするのかという動詞の部分だけを見比べれば決まります。マイニングは採掘という意味で、あらかじめ何を探すかを決めないまま、統計や推論の手法を使って、それまで気づかれていなかった規則性や関係を見つけ出すことを指します。一緒に買われやすい商品の組合せを拾い出したり、似た性質の顧客をひとまとまりにしたりする使い方が知られています。ですから、統計や推論の手法を使って意味のある情報を見つけ出すこと、という記述が当てはまります。条件を指定して該当するものを取り出す検索とは向きが逆で、探す条件そのもの、つまり規則性を見つけ出すこと自体が目的になります。データウェアハウスに集めたデータを活用する段階で使われる考え方だと位置づけると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア検索効率を高めるために,大規模データベー…:用途に合わせて一部を切り出し、あらかじめ集計しておく準備の話です。こうして用意した小ぶりの入れ物はデータマートと呼ばれ、掘り当てる前に材料をそろえる側の作業にあたります。
- ウ大規模データベースにおけるスタースキーマ…:検索を速くするための実装の話です。中央に事実を置き周囲に分類を並べる設計を支える工夫ではありますが、まだ知られていない関係を引き出す作業とは層が違います。
- エ大規模データベースにおけるメタデータを効…:データについてのデータ、つまり表の定義や単位、更新の日付などを整理して保つ話です。土台を整える仕事であって、そこから新しい規則性を引き出す働きは含まれていません。
この問題の用語
- データマイニング大量のデータから、統計の手法などで新しい傾向を見つけ出す手順です。買い物の履歴から売れ筋の組み合わせを見つける、といった使い方をします。
- データウェアハウス意思決定に使うために、社内の大量のデータを整理してひとところにためたもの。分析の材料として長く残します。
- データマートデータウェアハウスから、特定の分析目的に合わせて切り出したものです。企業全体のデータを統合して蓄える器とは、範囲が違います。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
- メタデータそのデータがどんなものかを説明するための、付随する情報です。撮影日や作成者のように本体とは別に付いていて、検索や整理に使えます。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問29
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問49:プログレッシブWebアプリの問題(メタデータ)
- 令和6年度 春期 午前 問28:スタースキーマに関する問題(データウェアハウス)
- 令和4年度 春期 午前 問30:データマイニングの説明(データマイニング)
- 令和3年度 春期 午前 問31:データレイクの特徴(データマート)
- 平成29年度 秋期 午前 問30:データマイニングの説明(データマイニング)
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