平成26年度 秋期 午前 問75
企業活動
分析対象としている問題に数多くの要因が関係し,それらが相互に絡み合っているとき,原因と結果,目的と手段といった関係を追求していくことによって,因果関係を明らかにし,解決の糸口をつかむための図はどれか。
- アアローダイアグラム
- イパレート図
- ウマトリックス図
- エ連関図
答えと解説を見る
✓ これが正解エ連関図
解説
絡み合う要因を矢印で結んでほどく図です。
設問は、数多くの要因が相互に絡み合っているときに、原因と結果、目的と手段といった関係を追いかけて因果関係を明らかにし、解決の糸口をつかむための図を選ばせています。四つの候補がそれぞれ何を表す形なのかを一言ずつ書き添えれば、答えは一つに定まります。日程を表す形、重点を表す形、二つの項目群の対応を表す形、そして因果を表す形です。設問が求めているのは最後のものです。連関図は、中央に問題を置き、要因を書き出して、原因から結果へ向かう矢印で結んでいきます。描き上がった絵の上では、矢印が多く出ている要因ほど他へ波及する大もとにあたり、そこへ手を入れると広い範囲に効きます。逆に矢印が多く入ってくる要因は、結果が集まる場所、すなわち症状の側です。どこを叩くかを矢印の向きと数で決められるところが、この図の値打ちです。似た形として、一つの特性へ向かって枝分かれする木の形の図もありますが、そちらは要因どうしを結ばないので、相互に絡み合った関係までは表せません。設問が相互にと書いている以上、木の形では足りません。よって、連関図が当てはまります。言葉で表された情報の関係を整理する新QC七つ道具の一つです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアローダイアグラム:作業の順序と所要の日数を矢印でつないで、日程を組み立てるための図です。時間の前後を表すものであり、要因どうしの因果をたどって大もとを探る用途には向きません。
- イパレート図:件数や金額の棒を大きい順に並べ、累積の比率を折れ線で重ねた図です。どこに重点を置くかを決めるための道具で、要因の間の関係そのものは描き表せません。
- ウマトリックス図:二つの項目の群を行と列に置き、交わる位置へ関係の有無や強さを記す図です。対応を一覧するには適していますが、原因から結果へ向かう向きを表すことはできません。
この問題の用語
- パレート図項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。上位のどれを直せば全体が大きく改善するかを見つけられます。
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成26年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問75
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問52:最早結合点時刻に関する問題(アローダイアグラム)
- 令和5年度 秋期 午前 問76:QC七つ道具に関する問題(パレート図)
- 令和3年度 秋期 午前 問52:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和2年度 10月 午前 問74:ABC分析に関する問題(パレート図)
- 平成29年度 秋期 午前 問76:相関に関する問題(パレート図)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)