令和2年度 10月 午前 問76
企業活動
因果関係に関する問題
複雑な要因の絡む問題について,その因果関係を明らかにすることによって,問題の原因を究明する手法はどれか。
- アPDPC 法
- イクラスタ分析法
- ウ系統図法
- エ連関図法
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✓ これが正解エ連関図法
解説
複雑な因果を矢印で結んで真因を探る手法が該当します。
設問が問うているのは、要因が入り組んで結果に絡み合っている問題の中から、真の原因はどこにあるかを明らかにするための道具です。ですからこの問いでは、原因と結果を対応付けるだけでなく、原因どうしがさらに絡み合っている構造をそのまま図の上に表せるかどうかが決め手になります。個々の要因を書き出し、それらの間にある因果の向きを矢印で結んで、原因から結果に至る道筋を面として広げていく連関図法は、複雑にからんだ要因の中から中心にあたる原因を浮き上がらせる目的にぴったり合います。ですから、複雑な要因の絡む問題について、因果関係を明らかにすることによって原因を究明するという設問の一文は、この手法の使い方をそのまま述べています。ほかの選択肢は、実行の過程で起こりうる問題を先読みして分岐と対策を用意する道具や、観測対象を似ている度合いで群に分ける統計の道具、あるいは目的から手段へと階層を降ろしていく道具で、原因の因果を矢印で結ぶという性格は共通していません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アPDPC 法:実行の過程で起こりうる問題を先読みし、迂回策や代替策を分岐する図に落として計画する道具立てを指す用語です。原因の因果を明らかにする観点ではなく、これから起きうる事態への備えを描く観点に立っています。
- イクラスタ分析法:観測した複数の対象を、その似ている度合いに応じていくつかの群に分けていく統計の道具立てを指す用語です。原因の因果関係を追う手法ではなく、対象を分類することそのものを目的にしています。
- ウ系統図法:目的を達成するための手段を階層的に展開する手法だと書かれています。目的から手段への樹形のような展開で、原因どうしの絡みを矢印で結んで真因を探す道具立てとは、扱う関係の向きが違います。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問76
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