令和6年度 春期 午前 問52
プロジェクトマネジメント
最早結合点時刻に関する問題
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトがある。結合点 5 の最早結合点時刻はプロジェクトの開始から第何日か。ここで,プロジェクトの開始日は 0 日目とする。
〔図〕結合点は ①〜⑥ の 6 つ。矢印の上に作業名,下に所要日数が書いてある。破線の矢印はダミー作業(所要日数 0)。
| 作業名 | 始まる点 | 終わる点 | 所要日数 |
|---|---|---|---|
| A | 1 | 2 | 3 |
| B | 1 | 3 | 2 |
| C | 2 | 3 | 1 |
| D | 2 | 4 | 4 |
| E | 2 | 5 | 2 |
| F | 3 | 5 | 2 |
| ダミー | 4 | 5 | 0 |
| G | 4 | 6 | 1 |
| H | 5 | 6 | 1 |
- ア4
- イ5
- ウ6
- エ7
答えと解説を見る
✓ これが正解エ7
解説
入る三本のうち最も遅い 7 日目です。
設問は、アローダイアグラムで表したプロジェクトについて、結合点 5 の最早結合点時刻を問うています。最早結合点時刻とは、その点へ入ってくる作業がすべて終わるのが最も早くていつか、という値です。入ってくる矢印が複数あるときは、そろうまで先へ進めないので、手前の点の時刻に所要日数を足した値のうち、いちばん大きいものを取ります。平均でも最小でもない点に気をつけてください。手順は、番号の小さい点から順にこの値を書き入れていくだけです。手前の点がまだ決まっていなければ、そちらを先に片づけます。問われている点へは矢印が三本入っており、それぞれ手前の点の値に所要日数を足すと、5 日、6 日、7 日となります。最も大きい 7 日が答えです。ここで落としやすいのが、所要日数が 0 と書かれた破線の矢印です。時間こそ使いませんが、手前の点が済むまで先へ進めないという順序の縛りは生きているので、無いものとして外すことはできません。実際、この一本が 7 日という値を決めています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア4:途中の点に書き入れた値を、そのまま答えにした形です。そこから先にも 2 日の作業が続くので、問われている点まで足し切れていません。
- イ5:三本のうち、いちばん早く着く経路だけを見た値です。他の矢印がまだ終わっていないため、この時点では先へ進めません。
- ウ6:三本のうち二本目までを見た値です。破線で描かれた矢印を数えに入れないと、ここで止まってしまい、最後の一本ぶんの遅れが落ちます。
この問題の用語
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- ダミー作業アローダイアグラムで、所要日数0の点線として描く見かけの作業です。実際の仕事ではなく、作業どうしの順序の制約だけを表します。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問52(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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