平成26年度 春期 午前 問63
システム戦略
UMLを採用した場合の活用シーン
業務プロセスを可視化する手法として UML を採用した場合の活用シーンはどれか。
- ア対象をエンティティとその属性及びエンティティ間の関連で捉え,データ中心アプローチの表現によって図に示す。
- イデータの流れによってプロセスを表現するために,データの発生,吸収の場所,蓄積場所,データの処理をデータの流れを示す矢印でつないで表現する。
- ウ複数の観点でプロセスを表現するために,目的に応じたモデル図法を使用し,オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
- エプロセスの機能を網羅的に表現するために,一つの要件に対して発生する事象を条件分岐の形式で記述する。
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✓ これが正解ウ複数の観点でプロセスを表現するために,目的に応じたモデル図法を使用し,オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。
解説
UML はオブジェクトを複数の図で表します。
設問は、業務プロセスを可視化する手法として UML を採用した場合の活用の仕方を選ばせています。UML は Unified Modeling Language の略で、乱立していたオブジェクト指向の記法を一つにまとめた記述の約束事です。その中身は一枚の図ではなく、ユースケース図やクラス図、シーケンス図など十数種類の図の集まりで、見たい観点に応じて使い分けます。ですから見分ける軸は二つあります。オブジェクトを中心に据えていること、そして複数の図を目的に応じて選べることです。この二つが同時に書かれている記述は一つだけです。残りの三つは、それぞれ別の図法の説明になっていて、その図法に固有の言葉が文の中に現れています。データの構造を指す言葉、データの流れを指す言葉、条件分岐を指す言葉のどれかが目印です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア対象をエンティティとその属性及びエンティ…:対象をエンティティと属性、そして関連で捉えると書かれており、データ中心アプローチだと自ら名乗っています。データの構造を写す図法の説明で、もの同士の関係を描く記法の側ではありません。
- イデータの流れによってプロセスを表現するた…:発生する場所と吸収する場所、蓄積する場所、そして処理を矢印でつなぐと書かれています。これはデータの流れを追う図法の構成要素そのもので、観点ごとに図を使い分ける記法ではありません。
- エプロセスの機能を網羅的に表現するために,…:一つの要件から起きる事象を条件分岐の形で書き並べ、漏れなく網羅する手法の説明です。条件と結果の組合せを尽くすためのもので、十数種類の図を束ねた記述の約束事とは別です。
この問題の用語
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- 可視化見えにくい状態や流れを、図や数値にして誰でも見える形にすることです。業務の見直しは、まずここから始めます。
- エンティティ情報の世界で管理の対象となる、人やものごとの一つひとつを指します。E-R図では、この対象と対象どうしの関連を組み合わせて表します。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問63:アソシエーション分析に関する問題(可視化)
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- 令和7年度 秋期 午前 問42:CSPMに関する問題(可視化)
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