平成27年度 春期 午前 問61
システム戦略
情報戦略の投資効果を評価するとき,利益額を分子に,投資額を分母にして算出するものはどれか。
- アEVA
- イIRR
- ウNPV
- エROI
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✓ これが正解エROI
解説
利益額を投資額で割った比率を表す指標です。
設問は、利益額を分子に、投資額を分母にして算出するものを選ばせています。分子と分母を名指ししている以上、答えは割り算の形で出る値に限られます。四つの略語を、比として出るもの、金額として出るもの、率だが逆算で求めるものに仕分けすると、比になるのは投資利益率とも呼ばれる ROI だけです。投じた額に対してどれだけ返ってきたかを百分率などで表すので、規模の違う案件を同じ物差しに乗せて比べられます。一方で、同じ値でも一年で得たのか五年かかったのかは映りません。時間の重みを見ていないという弱みがあるため、実務では現在価値や利回りの指標と組みで使われます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アEVA:EVA は経済的付加価値を指す語で、税引後の営業利益から、投下した資本にかかる費用を差し引いて求めます。答えは金額として出る引き算であり、二つの額を割る形にはなりません。
- イIRR:IRR は内部収益率を指す語で、正味現在価値がちょうど零になる割引率を逆算して求めます。率として表れるので紛れやすいのですが、一回の割り算で直に出てくる値ではありません。
- ウNPV:NPV は正味現在価値を指す語で、将来入ってくる額を現在の価値に割り引いて合計し、そこから投資額を差し引いた残りです。結果は金額で示され、比の形をとりません。
この問題の用語
- 情報戦略情報をどう活かして経営の目標に近づくかを定める方針です。立てるときは、中長期の経営計画と必ず足並みをそろえます。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問61
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