平成28年度 秋期 午前 問57
サービスマネジメント
フルバックアップに関する問題
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイルを磁気テープにバックアップするとき,バックアップの運用に必要な磁気テープは最少で何本か。
〔処理条件〕
(1)毎月初日(1 日)にフルバックアップを取る。フルバックアップは 1 本の磁気テープに 1 回分を記録する。
(2)フルバックアップを取った翌日から次のフルバックアップまでは,毎日,差分バックアップを取る。差分バックアップは,差分バックアップ用としてフルバックアップとは別の磁気テープに追記録し,1 本に 1 か月分を記録する。
(3)常に 6 か月前の同一日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できるようにする。ただし,6 か月前の月に同一日が存在しない場合は,当該月の末日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できるようにする(例:本日が 10 月 31 日の場合は,4 月 30 日までのデータについて,指定日の状態にファイルを復元できるようにする)。
- ア12
- イ13
- ウ14
- エ15
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ14
解説
1 か月に 2 本で、両端を含む 7 か月ぶん必要です。
設問は、示された処理条件でファイルを磁気テープにバックアップするとき、運用に必要な本数が最少で何本かを問うています。数えるものは二つだけです。まず 1 か月あたりの本数で、フルバックアップは月初日に取り 1 本に 1 回分を記録し、差分バックアップは別の 1 本に 1 か月分を追記録するので、合わせて 2 本です。次に何か月ぶん残すかで、処理条件が添えた例に従い、本日を 10 月 31 日とすると 4 月 30 日までのデータに戻せる必要があります。4 月から 10 月までを書き出すと、両端を含めて 7 か月です。2 本に 7 を掛けて、14 が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア12:残す期間を 6 か月ぶんと数え、そこに 1 か月あたりの本数を掛けるとこの値になります。設問がわざわざ日付の例を添えているのは月を書き出させるためで、端の月を落とすと 1 か月ぶん足りません。
- イ13:6 か月ぶんに、当月の月初に取る 1 本だけを足した形です。その月の途中の日に戻すには、月初の記録と、そこから先を追記録した側の両方がそろっている必要があるので、まだ 1 本欠けています。
- エ15:期間の数え方は合っていますが、そのうえでもう 1 本を上乗せしてしまった形です。処理条件は 1 か月につきフル用と差分用の 2 本しか使わないと述べており、余分に持つ理由が見当たりません。
この問題の用語
- フルバックアップ対象のデータを毎回まるごと保存する方式。1回にかかる時間は長くなりますが、復元はその1本だけで済みます。
- 差分バックアップ前回のフルバックアップ以降に変わった分だけを取る方法です。毎日行えば、フルバックアップの間の日でも前日の状態まで戻せます。
- 磁気ディスクデータを磁気で記録する装置で、ハードディスクなどが当たります。複数台を組み合わせ、故障しても復旧できるようにする使い方があります。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前 問57:フルバックアップに関する問題(差分バックアップ)
- 令和5年度 春期 午前 問14:使用率との組合せ(磁気ディスク)
- 令和3年度 春期 午前 問57:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 平成29年度 秋期 午前 問56:差分バックアップに関する問題(差分バックアップ)
- 平成26年度 秋期 午前 問57(フルバックアップ)
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