平成28年度 秋期 午前 問61
システム戦略
SOAの説明
SOA の説明はどれか。
- ア会計,人事,製造,購買,在庫管理,販売などの企業の業務プロセスを一元管理することによって,業務の効率化や経営資源の全体最適を図る手法
- イ企業の業務プロセス,システム化要求などのニーズと,ソフトウェアパッケージの機能性がどれだけ適合し,どれだけかい離しているかを分析する手法
- ウ業務プロセスの問題点を洗い出して,目標設定,実行,チェック,修正行動のマネジメントサイクルを適用し,継続的な改善を図る手法
- エ利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって,業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
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✓ これが正解エ利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって,業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
解説
SOA は業務の視点で機能を部品に分ける考え方です。
設問は、SOA の説明として適切なものを選ばせています。SOA は Service Oriented Architecture の略で、日本語ではサービス指向アーキテクチャと呼ばれます。判断の軸になるのは、機能を何を基準に切り分けるかという一点です。ここでいうサービスとは、利用者から見て名前を付けられる業務のまとまりのことで、申込みを受け付ける、残高を照会するといった単位を指します。技術の層ではなくこの単位で機能を切り出し、互いに独立して動く部品として持っておくと、業務のやり方が変わったときに部品を作り直さずに並べ替えるだけで対応でき、ほかのソフトウェアとつなぐときも相手を選びやすくなります。切り分けの基準を作り手の都合ではなく利用者の側に置くこと、そして切り出した部品どうしが疎に結びついていることが、この考え方の要点です。よって、利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分け、業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする、という記述が当てはまります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア会計,人事,製造,購買,在庫管理,販売な…:会計や人事、購買や販売といった社内のさまざまな仕事を一つの仕組みでまとめて扱い、ヒト・モノ・カネの配分を会社全体で最適にしようとする取組みを述べています。どこまでを一つにまとめるかの話であって、切り出し方の基準を示してはいません。
- イ企業の業務プロセス,システム化要求などの…:既製のソフトウェアパッケージが自社の求めるものにどれだけ合い、どれだけ足りないかを洗い出す作業を述べています。買うか作るかを見極めるための調査であって、機能をどのような単位で持つべきかを定めるものではありません。
- ウ業務プロセスの問題点を洗い出して,目標設…:目標を立て、実行し、結果を確かめ、やり方を直すという輪を回し続けて仕事のやり方を良くしていく取組みを述べています。改善の進め方に終始していて、機能を独立した部品として持つという話がどこにも現れません。
この問題の用語
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- 会計お金の動きを記録し、まとめて報告する仕事のことをいいます。在庫の評価のしかたなど、決められた方法に従って計算します。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問62:SOAの説明(会計)
- 令和7年度 春期 午前 問65:ビジネス分析の達成目標の一つ(業務プロセス)
- 令和6年度 秋期 午前 問67:SCMの目的(会計)
- 令和6年度 秋期 午前 問62:オープンデータバイデザインの問題(業務プロセス)
- 令和6年度 春期 午前 問63:SOAの説明(会計)
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