平成29年度 春期 午前 問70
ビジネスインダストリ
セル生産方式の特徴
セル生産方式の特徴はどれか。
- ア作業指示と現場管理を見えるようにするために,かんばんを使用する。
- イ生産ライン上の作業場所を通過するに従い製品の加工が進む。
- ウ必要とする部品,仕様,数量が後工程から前工程へと順次伝わる。
- エ部品の組立てから完成検査まで,ほとんどの工程を 1 人又は数人で作業する。
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✓ これが正解エ部品の組立てから完成検査まで,ほとんどの工程を 1 人又は数人で作業する。
解説
一人か数人が全工程を担って作り切ります。
設問は、セル生産方式の特徴を選ばせています。軸になるのは、その記述が工程の受け持ち方を述べているのか、作る量と時期を決める仕組みを述べているのかという点です。セル生産方式は、部品の組立てから完成検査まで、ほとんどの工程を一人または数人が引き受け、作業台を U 字形などに並べた区画を回りながら一台を仕上げる方式です。ですから、担当する人の数に触れた記述がそのまま当てはまります。四つのうち人数を書いているのは一つだけなので、そこを探すのが近道になります。担当者はいくつもの工程をこなせることが前提になり、育てるのに時間が掛かる代わりに、作る物を変えても道具を並べ替えるだけで済みます。広がった背景には、同じ物を大量に作る需要から、多品種を少しずつ作る需要へ移ったことがあります。誰が仕上げたかが残るため、手応えと責任が品質を押し上げる効き目もあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア作業指示と現場管理を見えるようにするため…:かんばん方式で使う札の面を述べた記述です。何をいくつ作るか運ぶかを書いた札によって現場の指示と管理を目に見える形にする工夫であり、担当する人の数を定める話ではありません。
- イ生産ライン上の作業場所を通過するに従い製…:ライン生産方式の説明です。作業場所を通るたびに加工が進むのは、働く人が一つの工程だけを受け持ち、製品の側が動いていく形ですから、人に工程をまとめるやり方とは向きがちょうど逆になります。
- ウ必要とする部品,仕様,数量が後工程から前…:同じくかんばん方式の、仕組みの面を述べた記述です。使った分だけを前の段階から引き取ることで作りすぎを抑えますが、決めているのは作る量と時期であって、工程の受け持ち方ではありません。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問70
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