令和元年度 秋期 午前 問72
ビジネスインダストリ
アカウントアグリゲーションの特徴
フィンテックのサービスの一つであるアカウントアグリゲーションの特徴はどれか。
- ア各金融機関のサービスに用いる,利用者の ID・パスワードなどの情報をあらかじめ登録し,複数の金融機関の口座取引情報を一括表示できる。
- イ資金移動業者として登録された企業は,少額の取引に限り,国内・海外送金サービスを提供できる。
- ウ電子手形の受取り側が早期に債権回収することが容易になり,また,必要な分だけ債権の一部を分割して譲渡できる。
- エネットショップで商品を購入した者に与信チェックを行い,問題がなければ商品代金の立替払いをすることによって,購入者は早く商品を入手できる。
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✓ これが正解ア各金融機関のサービスに用いる,利用者の ID・パスワードなどの情報をあらかじめ登録し,複数の金融機関の口座取引情報を一括表示できる。
解説
複数の口座の取引を、一つの画面にまとめて見せてくれます。
アカウントアグリゲーションは、金融機関ごとに別々に持っている口座の情報を、一つのサービスに集めて、まとめて見せてくれる仕組みです。使う人は最初に、各金融機関のオンラインサービスにログインするためのIDとパスワードなどをこのサービスに預けておきます。サービスは、預かった情報を使って各行のサイトに順にアクセスし、残高や取引の履歴を集めてきて、自分の画面に並べます。あちこちのサイトを渡り歩かなくても、家計の全体を一目で把握できるようになります。要点は、複数の金融機関の口座に紐づくやり取りを、一つの場所へ集めて表示する、という一点に集約できます。なお、ID とパスワードを預かって各行のサイトを巡回する方式は、銀行法の改正で電子決済等代行業の制度が設けられて以降、銀行が用意する API で情報を受け取る方式へ移り、現在は API 連携が主流です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ資金移動業者として登録された企業は,少額…:資金移動業者として登録された企業が、少額に限って国内や海外への送金サービスを提供できる、と述べています。これは資金移動業と呼ばれる別の金融サービスの話で、口座を横断してまとめて見る話ではありません。
- ウ電子手形の受取り側が早期に債権回収するこ…:電子手形の受取り側が早期に債権を回収でき、必要な分だけ債権を分割して譲渡できる、と述べています。これは電子記録債権を使った資金化の話で、口座の情報を集めて見せる仕組みとは軸が違います。
- エネットショップで商品を購入した者に与信チ…:ネットショップの購入者に与信の点検を行い、問題がなければ立替払いをする、と述べています。これは購入後払い、いわゆる後払い決済の話で、口座を横断して見る仕組みの話ではありません。
この問題の用語
- アカウントシステムを使う人ごとに割り当てられる、利用のための資格や識別名です。利用者IDとパスワードなどの組で、本人を見分けて使わせます。
- パスワード本人だけが知っているという前提で使う合言葉。他人に知られた時点で、本人確認の役目を果たさなくなります。
出典:令和元年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(パスワード)
- 令和7年度 春期 午前 問44:ストレッチングに該当するもの(パスワード)
- 令和7年度 春期 午前 問40:SBOMに関する問題(アカウント)
- 令和7年度 春期 午前 問39:セキュリティクリアランスの問題(アカウント)
- 令和6年度 秋期 午前 問39:ディープフェイクに関する問題(アカウント)
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