令和3年度 秋期 午前 問50
開発技術
スクラムマスタが行うこと
アジャイル開発手法の一つであるスクラムでは,プロダクトオーナ,スクラムマスタ,開発者でスクラムチームを構成する。スクラムマスタが行うこととして,最も適切なものはどれか。
- ア各スプリントの終わりにプロダクトインクリメントのリリースの可否を判断する。
- イスクラムの理論とプラクティスを全員が理解するように支援する。
- ウプロダクトバックログアイテムを明確に表現する。
- エプロダクトバックログの優先順位を決定する。
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✓ これが正解イスクラムの理論とプラクティスを全員が理解するように支援する。
解説
進め方が正しく回るよう全員を支える役です。
設問は、スクラムチームを構成する三つの役割のうち、スクラムマスタが行うこととして最も適切なものを四通りの中から選ばせています。ですから見分けの軸は、その行いが、何を作るかを決める側の仕事なのか、それとも進め方そのものが正しく働くように支える側の仕事なのか、という一点だけです。何を作るかとどの順で作るかを決めるのはプロダクトオーナ、どう作るかを決めて実際に作るのは開発者、そしてやり方が理解され滞りなく回るように支えるのがスクラムマスタです。四つのうち三つは、作るものの中身や出す順番、出してよいかどうかに関わる判断で、同じ役割に寄っています。ですから、その束をまとめて外すと残る一つが決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア各スプリントの終わりにプロダクトインクリ…:反復の終わりに、出来上がったものを利用者へ出してよいかを判断する行いです。作るものの価値に責任を持つ役割が下す判断であって、進め方を支える立場の受け持ちではありません。
- ウプロダクトバックログアイテムを明確に表現…:作るものの一覧に並ぶ項目を、誰が読んでも分かる形に書き表す行いです。何を作るかを言葉にする仕事なので、やり方が正しく回るように支える立場とは受け持ちが違います。
- エプロダクトバックログの優先順位を決定する…:作るものの一覧について、どれから手を付けるかの並び順を決める行いです。順番の決定は何を作るかの責任と一体のもので、支える立場の人が代わって決めるものではありません。
この問題の用語
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問50
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