令和3年度 秋期 午前 問51
プロジェクトマネジメント
フェーズ・ゲートに関する問題
PMBOK ガイド 第 6 版によれば,プロジェクトの各フェーズが終了した時点で実施する“フェーズ・ゲート”の目的として,適切なものはどれか。
- ア現在のプロジェクトのパフォーマンスを測定し,ベースラインと比較してプロジェクトの状況を把握する。
- イ第三者がプロジェクトの成果物をレビューすることによって,設計の不具合の有無を確認する。
- ウプロジェクトの全体リスク及び特定された個別リスクについて,リスク対応策の有効性を評価する。
- エプロジェクトのパフォーマンスや進捗状況を評価して,プロジェクトの継続や中止を判断する。
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✓ これが正解エプロジェクトのパフォーマンスや進捗状況を評価して,プロジェクトの継続や中止を判断する。
解説
続けるかやめるかをその場で決める関所です。
設問は、PMBOK ガイド 第 6 版でいうフェーズ・ゲートの目的として適切なものを、四通りの中から選ばせています。ですから見分けの軸は、その活動がプロジェクトを続けるかどうかの判断を下す場なのか、それとも日常の管理や技術的な確認のための活動なのか、という一点だけです。ゲートは門という意味で、各フェーズが終わった時点に置かれ、次へ通してよいかをその場で決めるために設けられます。ここで下せるのは次へ進むという判断だけではなく、やり直す、待たせる、やめるという判断まで含みます。四つはどれもプロジェクトで実際に行われる正しい活動なので、正しいかどうかではなく、存続を決める場かどうかで選びます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア現在のプロジェクトのパフォーマンスを測定…:現在の実績を測り、基準として定めた計画と比べて状況をつかむ活動です。区切りの時点に限らず日常的に続けていくもので、先へ進めるかどうかの決定そのものではありません。
- イ第三者がプロジェクトの成果物をレビューす…:第三者が成果物を確かめ、設計に不具合がないかを見る活動です。見ているのは作られたものの中身であって、プロジェクトを続けるかどうかの判断には踏み込みません。
- ウプロジェクトの全体リスク及び特定された個…:全体と個別のリスクについて、打った手が効いているかを評価する活動です。リスクの管理の中で繰り返し行うもので、区切りの時点で存続を決めるために設けられる場ではありません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- リスク対応リスクを避ける・減らす・移す・受け入れるといった手立ての中から選んで実行すること。どれを選ぶかは、見積もった大きさと費用を見て決めます。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問60:ユーザ受入テストに関する問題(レビュー)
- 令和7年度 春期 午前 問50:スクラムに関する問題(レビュー)
- 令和4年度 秋期 午前 問41:リスクアセスメントに関する問題(リスク対応)
- 令和2年度 10月 午前 問54:リスク対応戦略に関する問題(リスク対応)
- 平成29年度 春期 午前 問54:リスク転嫁に関する問題(リスク対応)
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