令和3年度 秋期 午前 問73
ビジネスインダストリ
エッジコンピューティングの説明
IoT の技術として注目されている,エッジコンピューティングの説明として,適切なものはどれか。
- ア演算処理のリソースをセンサ端末の近傍に置くことによって,アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
- イ人体に装着して脈拍センサなどで人体の状態を計測して解析を行う。
- ウネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことによって,全体として処理能力が高いコンピュータシステムを作る。
- エ周りの環境から微小なエネルギーを収穫して,電力に変換する。
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✓ これが正解ア演算処理のリソースをセンサ端末の近傍に置くことによって,アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
解説
センサの近くで計算し、遅延と通信を抑えます。
設問は、IoT の技術として注目されているエッジコンピューティングの説明を選ばせています。名前の前半は端やへりを指す語で、ネットワークの端、つまりセンサや機器のすぐそばで計算することを表しています。ですから見分けの軸は、その記述が計算をどこで行うかを述べているのか、それとも別の話題を述べているのか、という一点だけです。端に寄せる理由は二つあります。遠くのデータセンタまで往復していては間に合わない制御があること、そして全ての生のデータを送ると回線が混むことです。演算のための資源を端末の近くに置けば、処理の遅れが小さくなり、送る量も抑えられます。速さの正体はコンピュータの性能ではなく距離である、という点がこの考え方の中心です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ人体に装着して脈拍センサなどで人体の状態…:人体に装着し、脈拍などを測る仕組みで人の状態を計測して解析するという記述です。身に着ける機器そのものの説明であって、演算をどこで行うかという置き場所の考え方を述べたものではありません。
- ウネットワークを介して複数のコンピュータを…:ネットワークを介して複数のコンピュータを結び、全体として処理能力の高い仕組みを作るという記述です。狙いは能力を積み増すことにあり、計算する場所を利用の現場へ寄せるという考え方とは別です。
- エ周りの環境から微小なエネルギーを収穫して…:周りの環境から微小なエネルギーを収穫して電力に変換するという記述です。機器の電源をどう賄うかの技術で、同じ分野の周辺語として並んで登場しますが、演算の置き場所の話ではありません。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問73
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