令和5年度 秋期 午前 問24
ヒューマンインタフェース
アイコンの習得性の説明
JIS X 9303-1:2006(ユーザシステムインタフェース及びシンボル-アイコン及び機能-アイコン一般)で規定されているアイコンの習得性の説明はどれか。
- アアイコンによって表現されたシステム機能が,それが理解された後に,どれだけ容易に思い出すことができるかを示す。
- イアイコンの図柄の詳細を,どれだけ容易に区別できるかを示す。
- ウ同じ又は類似したアイコンによる以前の経験に基づいて,どれだけ容易にアイコンを識別できるかを示す。
- エ空間的,時間的又は文脈的に近くに表示された別のアイコンから,与えられたアイコンをどれだけ容易に区別できるかを示す。
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✓ これが正解アアイコンによって表現されたシステム機能が,それが理解された後に,どれだけ容易に思い出すことができるかを示す。
解説
習得性は覚えて思い出せるかの話です。
設問は、アイコンの品質を表す言葉のうち、習得性の説明として適切なものを選ばせています。四つの記述はどれも、どれだけ容易に何々できるかを示す、という同じ形で終わるので、語尾では選べません。分かれ目は、何と何を比べているかです。習得とは、初めて見て分かるかどうかではなく、一度理解したものを身につけて使えるようになることを指します。ですから説明の中には、学んだ後という時間の順序が現れるはずです。正解は、アイコンによって表現されたシステム機能が、それが理解された後に、どれだけ容易に思い出すことができるかを示す、という記述です。理解された後にという一句が、比べる相手を過去の自分の理解に定めており、ここが決め手になります。規格の用語を問う設問は、その語をふつうの日本語に開いてから記述を読むと迷いが減ります。規格番号そのものを覚えていなくても解けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イアイコンの図柄の詳細を,どれだけ容易に区…:一つのアイコンの中に描かれた図柄の細部を、どれだけ見分けられるかという記述です。引き比べる相手がそのアイコンの内側にある描き分けであり、見え方のはっきりさを述べたものになっています。
- ウ同じ又は類似したアイコンによる以前の経験…:以前に出会った同じような図柄の経験を頼りに識別できるか、という記述です。持ち込むのは他所で得た知識であって、目の前のアイコンを一度理解したうえで記憶から呼び戻す話ではありません。
- エ空間的,時間的又は文脈的に近くに表示され…:空間的、時間的又は文脈的に近くへ並んだ別のアイコンと取り違えないか、という記述です。引き比べる相手が隣にある他のアイコンなので、見分けやすさを述べたものに当たります。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問24
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