令和6年度 秋期 午前 問4
ハードウェア
自動車の先進運転支援システムで使用されるセンサーの説明のうち,適切なものはどれか。
- ア可視光カメラは,天候などの影響を受けやすいが,交通標識の認識に使用できる。
- イ超音波センサーは,天候などの影響を受けやすいが,測定可能距離が 500 メートル以上と長い。
- ウミリ波レーダーは,天候などの影響を受けにくく,交通信号機の灯色の判別に使用できる。
- エレーザーレーダーは,天候などの影響を受けにくく,建物の後ろにある物体を検知できる。
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✓ これが正解ア可視光カメラは,天候などの影響を受けやすいが,交通標識の認識に使用できる。
解説
色や文字を読み取れるのは可視光のカメラだけです。
設問は、自動車の先進運転支援システムで使われるセンサーの説明として正しいものを選ばせています。見分けの軸は二つです。一つは天候の影響を受けやすいかどうか、もう一つは何を読み取れるかです。可視光カメラは人の目と同じように光の色をそのまま捉えるので、標識に書かれた文字や色を判別できます。その代わり、夜や霧や逆光では見えにくくなり、天候の影響を受けやすいという弱点を抱えます。正解は、この弱点と、標識の認識に使えるという長所の両方を正しく述べた記述です。これに対して、電波や音や光を対象にぶつけて跳ね返りを測る仕組みは、返ってくるまでの時間から距離や速さや形を求めるものなので、色そのものは分かりません。また、どこまで届くか、雨や霧の中をどれだけ通るか、遮る物の陰へ回り込めるかは、使う波の種類によって大きく変わります。センサーを一つで済ませず何種類も組み合わせるのは、この得意不得意を互いに埋め合わせるためです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ超音波センサーは,天候などの影響を受けや…:超音波センサーの測定可能距離が 500 メートル以上と長いという記述です。音の跳ね返りを使う仕組みは空気中で急に弱まるため、車で受け持つのは数メートルほどの近い範囲であり、この距離までは届きません。
- ウミリ波レーダーは,天候などの影響を受けに…:ミリ波レーダーで交通信号機の灯色を判別できるという記述です。天候の影響を受けにくいという前半は合っていますが、使うのは電波なので、返ってくるのは距離や速さの情報であり、灯りの色は判別できません。
- エレーザーレーダーは,天候などの影響を受け…:レーザーレーダーが天候の影響を受けにくく、建物の後ろにある物体を検知できるという記述です。使うのは光なので雨や霧の中では散らされて弱くなり、まっすぐ進む性質のため遮る物の陰へは回り込みません。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問4
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