令和6年度 秋期 午前 問7
ソフトウェア
統計解析に関する問題
次の特徴をもつプログラム言語及び実行環境であって,オープンソースソフトウェアとして提供されているものはどれか。
〔特徴〕
- 統計解析や機械学習に適している。
- データ分析,グラフ描画などの,多数のソフトウェアパッケージが提供されている。
- 変数自体には型がなく,変数に代入されるオブジェクトの型は実行時に決まる。
- アGo
- イKotlin
- ウR
- エScala
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✓ これが正解ウR
解説
統計向きで型が実行時に決まる言語です。
設問は、三つの特徴を同時に満たし、オープンソースソフトウェアとして提供されている言語と実行環境を選ばせています。特徴は、統計解析や機械学習に適していること、データ分析やグラフ描画のパッケージが数多く提供されていること、そして変数自体には型がなく、代入されたものの型が実行時に決まることの三つです。三つ目が最も強い手掛かりになります。変数に型を書かず、動かしてみて初めて型が定まる作りかどうかで候補は大きく絞られるからです。この三つがそろうのが R です。統計解析のために作られた言語と実行環境で、利用者が公開する追加パッケージの集まりが整備されており、集計から作図までを一つの環境で行えます。入手も無償で、公開されたライセンスのもとで使えます。残りの三つは、いずれも変数の型がプログラムを動かす前に定まる仕組みなので、三つ目の特徴を満たしません。正解は R です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アGo:Go です。通信やサーバ側の処理を書く用途で使われる言語ですが、変数の型はプログラムを動かす前に定まる作りなので、三つ目の特徴に当てはまりません。統計解析を主な用途とする言語でもありません。
- イKotlin:Kotlin です。書くときに型を省略できますが、その型は翻訳の段階で確定するので、代入されたものの型が実行時に決まるという特徴とは異なります。主に Android アプリの開発で使われます。
- エScala:Scala です。大量データの処理基盤とともに使われることはありますが、型は翻訳の段階で確定します。統計解析と作図のパッケージが数多くそろっているという二つ目の特徴にも当てはまりません。
この問題の用語
- プログラム言語プログラムを書くための文法や記号の体系のこと。目的に合わせて多くの種類があり、Java、C、Pythonなどがよく使われます。
- 機械学習大量のデータから、きまりを自分で見つけ出させるやり方です。集めて整えたデータを分析し、新しい傾向を導く段階で使います。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問7
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