令和3年度 春期 午前 問8
基礎理論
統計解析に関する問題
次の特徴をもつプログラム言語及び実行環境であって,オープンソースソフトウェアとして提供されているものはどれか。
〔特徴〕
- 統計解析や機械学習の分野に適している。
- データ分析,グラフ描画などの,多数のソフトウェアパッケージが提供されている。
- 変数自体には型がなく,変数に代入されるオブジェクトの型は実行時に決まる。
- アGo
- イKotlin
- ウR
- エScala
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✓ これが正解ウR
解説
統計解析向けで実行時に型が決まる R が当たります。
設問は、三つの特徴を挙げたうえで、それに当てはまるプログラム言語と実行環境を四つの名前の中から選ばせています。ですから見分けの軸は、統計解析や機械学習に向くこと、多数のソフトウェアパッケージが提供されていること、そして変数自体には型がなく代入されたオブジェクトの型が実行時に決まることの三つを同時に満たす名前はどれか、という一点だけです。とりわけ三つ目の特徴が強く効きます。変数を書くときには型を決めず、実行の段になって中身で型が定まる言語と、変数の宣言に型を書いて翻訳の段で検査する言語とでは、この特徴の当てはまりが正反対になるからです。統計解析を主たる用途として作られ、データ分析や作図のパッケージが数多く公開されている R が、三つの特徴をすべて満たします。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アGo:並行処理と実行の速さを重んじて作られた言語の名前です。変数の宣言に型を書き、翻訳の段でその型を検査する仕組みですから、代入されたオブジェクトで型が定まるという特徴に当てはまりません。
- イKotlin:Java 仮想機械の上で動く言語の名前です。こちらも変数の型を書いて翻訳の段で検査する仕組みで、統計解析や機械学習を主たる用途として作られた言語でもありません。
- エScala:同じく Java 仮想機械の上で動き、関数型の書き方を取り入れた言語の名前です。型の検査を翻訳の段で行う仕組みであり、実行の段になって型が定まるという特徴とは合いません。
この問題の用語
- 機械学習大量のデータから、きまりを自分で見つけ出させるやり方です。集めて整えたデータを分析し、新しい傾向を導く段階で使います。
- プログラム言語プログラムを書くための文法や記号の体系のこと。目的に合わせて多くの種類があり、Java、C、Pythonなどがよく使われます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問8
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