第40回 午後 問114
臨床栄養学
GLIM基準に関する問題
GLIM基準における表現型基準の指標として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1体重増加
- 2低BMI
- 3握力低下
- 4食事摂取量減少
- 5炎症
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✓ これが正解2低BMI
解説
GLIM基準の表現型基準は体重減少、低BMI、筋肉量減少です。
GLIM基準は、世界の主な臨床栄養の学会が合意して示した低栄養の診断基準です。まず栄養リスクのある人をスクリーニングで選び、そのうえで表現型基準と病因基準をそれぞれ1つ以上満たすときに低栄養と診断し、表現型基準の程度で重症度を判定します。
表現型基準は、体に現れた低栄養の結果を示す指標で、意図しない体重減少、低BMI、筋肉量の減少の3つです。したがって、低BMIが表現型基準の指標として適当です。病因基準は、低栄養を引き起こす原因の側を示す指標で、食べる量や吸収の低下と、病気による負荷や炎症の2つからなります。ほかの指標は、病因の側に属するか、どちらの基準にも入っていないものです。
表現型は体に現れた結果、病因はそれを招いた原因、と分けて覚えると、項目を見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1体重増加:GLIM基準の表現型基準で取り上げる体重の変化は、意図しない体重減少です。体重増加は低栄養の結果としての所見ではなく、どちらの基準にも含まれていません。
- 3握力低下:握力は筋肉の力の強さを示す筋機能の指標です。GLIM基準の表現型基準が用いるのは筋肉量の減少で、握力の低下はその項目にはあたりません。
- 4食事摂取量減少:食事摂取量の減少は、低栄養を引き起こす原因の側にあたるので、病因基準の指標です。体に現れた結果を示す表現型基準とは区別されます。
- 5炎症:炎症は、疾患による負荷とあわせて低栄養の原因となるものとして、病因基準に含まれます。表現型基準の指標ではありません。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問114(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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