過去問解きまくり研究所 ホーム

第40回 午後 問127

臨床栄養学

胆石症に関する問題

胆石症、胆嚢炎の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

答えと解説を見る

✓ これが正解2胆石症のリスク因子として、肥満がある。

解説

肥満は胆石症のリスク因子の一つです。

胆石症は、胆汁の成分が固まって胆嚢や胆管に結石ができる病気で、多くはコレステロールを主成分とする結石です。リスク因子として、中年以降、女性、肥満、妊娠・出産などが知られています。肥満では肝臓からのコレステロールの分泌が増え、胆汁中のコレステロールが過飽和になって結石ができやすくなります。したがって、胆石症のリスク因子として肥満があるという記述が最も適当です。

ほかの記述は、好発する年齢、食物繊維の扱い、急性期の栄養補給の方法、回復期の食事の進め方のいずれかが、胆道の病気の病態や栄養管理と合っていません。胆嚢炎では、脂質の多い食事が胆嚢の収縮を起こして痛みを強めるため、急性期は消化管に栄養を入れず、回復に合わせて段階的に食事を進めることが基本です。

胆道の病気の栄養管理は、脂質の摂取が胆嚢の収縮を起こすという仕組みから考えると、急性期の絶食や脂質の制限の理由が理解しやすくなります。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問127(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。

この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)