第40回 午後 問138
公衆栄養学
国民健康・栄養調査に関する問題
国民健康・栄養調査(国民栄養調査)結果における、たんぱく質の食品群別摂取構成比率の推移である(図)。図のa~dに該当する食品群の組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
図 たんぱく質の食品群別摂取構成比率(原典は図。100%積み上げ横棒グラフの区分の並びと、図に記された数値(%)を書き写した。米類・小麦その他の穀類・卵類・その他は図に数値の記載なし):
- 区分の並び(左から): 米類、小麦その他の穀類、a、b、c、卵類、d、その他
- 1960年: a 11.8、b 24.5、c 5.6、d 2.0
- 1980年: a 9.4、b 24.4、c 15.0、d 4.8
- 2000年: a 8.7、b 23.0、c 18.0、d 5.7
- 2019年: a 7.7、b 17.1、c 24.6、d 7.1
- 横軸: 0~100(%)
a ― b ― c ― d
- 1魚介類 ― 豆類 ― 肉類 ― 乳類
- 2乳類 ― 魚介類 ― 肉類 ― 豆類
- 3豆類 ― 乳類 ― 肉類 ― 魚介類
- 4豆類 ― 魚介類 ― 乳類 ― 肉類
- 5豆類 ― 魚介類 ― 肉類 ― 乳類
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✓ これが正解5豆類 ― 魚介類 ― 肉類 ― 乳類
解説
減る豆類・魚介類、増える肉類・乳類の順の組合せです。
国民健康・栄養調査(以前の国民栄養調査)では、たんぱく質をどの食品群からとっているかの割合が、長期にわたって示されています。1960年から2019年にかけて、食生活の洋風化に伴い、豆や魚から肉や乳製品へと、たんぱく質の供給源が移ってきました。この流れを手がかりに、図の区分を当てはめます。
図のaは11.8%から7.7%へとゆるやかに減っており、伝統的な供給源である豆類と考えられます。bは24.5%から17.1%へと減っていますが、一貫して大きな割合を占めているので魚介類です。cは5.6%から24.6%へと大きく増えているので肉類です。dは2.0%から7.1%へと増えていますが割合は小さく、乳類にあたります。したがって、豆類、魚介類、肉類、乳類の組合せが最も適当です。
推移の図の問題では、増えているか減っているかの向きと、割合の大きさの2つで食品群を当てはめると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1魚介類 ― 豆類 ― 肉類 ― 乳類:aを魚介類、bを豆類とする組合せです。豆類からのたんぱく質が全体の4分の1近くを占めることはなく、24.5%から17.1%という大きな区分に豆類を当てるのは無理があります。
- 2乳類 ― 魚介類 ― 肉類 ― 豆類:aを乳類とする組合せですが、乳類は食生活の洋風化とともに増えてきた供給源で、11.8%から7.7%へと減る区分には合いません。dを豆類とすると、増えていく向きとも一致しません。
- 3豆類 ― 乳類 ― 肉類 ― 魚介類:bを乳類、dを魚介類とする組合せです。乳類が1960年に24.5%を占めていたとは考えにくく、逆に魚介類は2.0%ほどの小さな区分ではないので、どちらも合いません。
- 4豆類 ― 魚介類 ― 乳類 ― 肉類:cを乳類、dを肉類とする組合せです。5.6%から24.6%へと大きく伸びた区分には、乳類より肉類のほうが合っています。肉類が2019年に7.1%にとどまるという当てはめは、実際の推移と逆です。
出典:第40回 管理栄養士国家試験 午後(厚生労働省)問138(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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