平成22年度 春期 午前 問51
プロジェクトマネジメント
アローダイアグラムに関する問題
九つの作業からなるプロジェクトがある。作業 E の所要日数を9日から6日に短縮すると,このプロジェクトの最短作業日数を何日短縮できるか。
【矢線図(アローダイアグラム)】丸=結合点,矢印=作業。矢印の上に作業名,下に所要日数。
結合点を ①〜⑧ とすると(原典の丸には番号が振られていない・説明のために付けた)
①──A(4)──→②──B(7)──→③──C(2)──→⑤──G(3)──→⑦──I(2)──→⑧
│ ↑ ↑
└──D(2)──→④──E(9)──────┘ │
│ │
└──F(6)──→⑥──H(5)────┘
【凡例(原典の逐語)】 ○──→○ の上に「作業名」,下に「所要日数」- ア0(短縮できない)
- イ1
- ウ2
- エ3
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✓ これが正解イ1
解説
別の経路が最長に入れ替わるので一日だけ縮みます。
この矢線図では、始まりから終わりまでの道筋が三本あり、所要日数を足し合わせると 18 日、20 日、19 日になります。全体の最短作業日数は最も長い道筋で決まるので、短縮の前は 20 日です。作業 E は 20 日の道筋の上に乗っているため、9 日を 6 日にするとその道筋は 17 日まで縮みます。ところが他の二本は変わらないので、今度は 19 日の道筋が最も長くなります。判定の軸は、縮めた作業が乗る道筋だけを見るのではなく、縮めた後に最も長くなる道筋がどれへ入れ替わるかです。よって全体は 20 日から 19 日になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア0(短縮できない):まったく縮まないという読み方です。しかし短縮の前に全体を決めていた道筋は確かに三日ぶん短くなり、入れ替わった後に全体を決める道筋の日数も、もとの日数より一日少なくなります。
- ウ2:二日という値は、入れ替わった後に残る最長の道筋を 18 日の道筋だと見誤ったときに出ます。実際にはそれより長い 19 日の道筋が残るため、縮められる幅はそこからもう一日ぶん減ります。
- エ3:三日という値は、作業 E を三日縮めた分がそっくり全体に効くと考えたときに出ます。しかし縮めた後は別の道筋が全体を決める側に回るので、その分がまるごと全体へは伝わりませんでした。
この問題の用語
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成22年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 科目A 問14:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和6年度 科目A 問13:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和5年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和元年度 秋期 午前 問52:クリティカルパスに関する問題(アローダイアグラム)
- 平成31年度 春期 午前 問53:アローダイアグラムに関する問題(アローダイアグラム)
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