令和7年度 科目A 問14
プロジェクトマネジメント
アローダイアグラムに関する問題
図は,あるプロジェクトの作業 A ~ I とその作業日数を表している。このプロジェクトの最短所要日数は何日か。
アローダイアグラム:
① 開始 ①→② 作業 A 3 日 ②→③ 作業 B 6 日 ②→④ 作業 E 5 日 ④→③ ダミー作業(破線) ②→⑥ 作業 F 14 日 ③→⑤ 作業 G 11 日 ⑤→⑥ ダミー作業(破線) ③→⑥ 作業 C 8 日 ⑥→⑦ 作業 D 6 日 ③→⑦ 作業 H 15 日 ⑦→⑧ 作業 I 5 日 ⑧ 終了
凡例(原典は図): 結合点(○)をつなぐ矢線の上に作業名,下に作業日数。破線の矢線はダミー作業。
- ア27
- イ28
- ウ29
- エ31
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✓ これが正解エ31
解説
最も長い経路 A・B・G・D・I の31日が最短所要日数になります。
最短所要日数は、開始から終了までの経路のうち、最も長くかかる経路の日数で決まります。各結合点で最も早く次の作業を始められる日を、合流点では大きい方を取りながら順に求めます。A の後は3日、E の後は 3+5=8日です。B の後の結合点には B(3+6=9日)と E からのダミー作業(8日)が合流するので9日です。G の後は 9+11=20日です。D の前の結合点には F(3+14=17日)、C(9+8=17日)、G の後からのダミー作業(20日)が合流して20日となります。I の前の結合点には D(20+6=26日)と H(9+15=24日)が合流して26日、終了は 26+5=31日です。A、B、G、D、I がクリティカルパスです。ダミー作業は日数0でも合流の条件になる、と覚えて必ず経路に含めると見落としを防げます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア27:27日は、A、E、ダミー作業、C、D、I とたどる経路の日数(3+5+0+8+6+5)です。この経路はもっと長い経路と並行して進むので、全体の日数を決めるのは最も長い31日の経路の方です。
- イ28:28日は、A、F、D、I とたどる経路の日数(3+14+6+5)で、A、B、C、D、I の経路も同じく28日になります。いずれも最長の経路ではないため、全体の所要日数はこれらでは決まりません。
- ウ29:29日は、G の後から D の前へ向かうダミー作業を見落としたときの値です。このつながりを外すと D の前の結合点は17日、D 経由は 17+6=23日で H 経由の24日が上回り、終了は 24+5=29日となります。A、B、H、I の経路も29日です。
この問題の用語
- アローダイアグラム作業の順序と所要日数を矢印でつなぎ、全体の日数を求める図です。順序関係や余裕日数が分かり、縮めるべき作業を見つけられます。
- クリティカルパス全体の日数を決めている、余裕のない作業のつながりのことです。ここが遅れると全体が遅れるので、重点的に管理します。
- ダミー作業アローダイアグラムで、所要日数0の点線として描く見かけの作業です。実際の仕事ではなく、作業どうしの順序の制約だけを表します。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:令和7年度 基本情報技術者試験 科目A 問14
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(クリティカルパス)
- 令和6年度 科目A 問13:アローダイアグラムに関する問題(ダミー作業)
- 令和5年度 科目A 問13:クリティカルパスに関する問題(アローダイアグラム)
- 令和元年度 秋期 午前 問52:クリティカルパスに関する問題(ダミー作業)
- 平成30年度 秋期 午前 問51:WBSに関する問題(クリティカルパス)
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