平成26年度 春期 午前 問60
システム監査
システム管理基準に関する問題
“システム管理基準”に基づいて,システムの信頼性,安全性,効率性を監査する際に,システムが不正な使用から保護されているかどうかという安全性の検証項目として,最も適切なものはどれか。
- アアクセス管理機能の検証
- イフェールソフト機能の検証
- ウフォールトトレラント機能の検証
- エリカバリ機能の検証
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✓ これが正解アアクセス管理機能の検証
解説
不正な使用を防ぐのはアクセス管理機能です。
設問は三つの観点を並べたうえで、そのうち安全性についての検証項目を聞いています。ですから、まずどの観点を問われているのかを読み取ることが先決です。手掛かりは、システムが不正な使用から保護されているかどうかという限定の言葉です。ここで相手にしているのは、許されていない人が使ってしまうという、人の側の不正です。これに正面から効くのがアクセス管理機能で、誰が何をしてよいかをあらかじめ定め、それ以外の操作を拒む仕組みにあたります。この機能が働いているかどうかを確かめることが、不正な使用に対する備えの検証になります。相手が人の不正であれば安全性、相手が故障や障害であれば信頼性というように、何を相手にしているかで観点を仕分けると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イフェールソフト機能の検証:一部が壊れたときに働きを絞ってでも動き続けさせる仕掛けについての確認です。相手にしているのは機器の故障であって人の不正ではないため、三つの観点のうち別のものに属します。
- ウフォールトトレラント機能の検証:重ねて備えておくことで、一部が壊れても働きを損なわないようにする仕掛けの確認です。こちらも相手は故障であり、許されていない人の操作を拒む備えについて見ているわけではありません。
- エリカバリ機能の検証:障害が起きたあとで元の状態へ戻す仕掛けについての確認です。復旧の力を見る項目なので、設問が名指しした不正な使用からの保護という切り口とは、相手にしているものが異なります。
この問題の用語
- フォールトトレラント一部が壊れても、全体としては動き続けられるようにする設計です。冗長な構成を組み込み、切り替えて運転を続けます。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- アクセス管理誰がどの情報にどこまで触れてよいかを決めて保つ仕事。退職者のIDが残っていないかを名簿と突き合わせます。
出題当時の情報です(現在との違い)
設問のシステム管理基準は平成16年版です。その後、2018年4月と2023年4月に改訂されています。
出典:平成26年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問60
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目B 問6:ログ管理に関する問題(アクセス管理)
- 平成30年度 春期 午前 問13(フォールトトレラント)
- 平成28年度 秋期 午前 問46:フールプルーフに該当するもの(フォールトトレラント)
- 平成28年度 春期 午前 問41:SaaSに関する問題(アクセス管理)
- 平成24年度 春期 午前 問56(アクセス管理)
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