令和元年度 秋期 午前 問60
システム監査
システム監査人の行為
アクセス制御を監査するシステム監査人の行為のうち,適切なものはどれか。
- アソフトウェアに関するアクセス制御の管理台帳を作成し,保管した。
- イデータに関するアクセス制御の管理規程を閲覧した。
- ウネットワークに関するアクセス制御の管理方針を制定した。
- エハードウェアに関するアクセス制御の運用手続を実施した。
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✓ これが正解イデータに関するアクセス制御の管理規程を閲覧した。
解説
システム監査人は規程を閲覧します。作る側には回りません。
システム監査人の仕事は、決められたとおりに行われているかを確かめることです。確かめるためには、決まりや記録を見せてもらう必要があります。規程を閲覧するのは、まさにその確かめる行いにあたります。閲覧した規程と、実際の運用が食い違っていないかを突き合わせます。一方で、自分で台帳を作ったり、方針を定めたりしてはいけません。自分が作ったものを自分で確かめることになり、独立性が失われるからです。手続を自分で実施することも同じで、行う側に回ってしまいます。見る側と行う側を分けることが、監査という仕組みの土台です。直すのは運用する側です。肢に並ぶ動詞を見れば、どちらの側の行いかが分かります。作成する、制定する、実施するは行う側の言葉です。閲覧する、確かめる、聴き取るが見る側の言葉になります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アソフトウェアに関するアクセス制御の管理台…:台帳を作成して保管したと述べています。作る行いなので、確かめる側の立場から外れます。自分の作ったものを自分で確かめることになります。記録を用意する仕事は、運用する側に属します。見せてもらう立場にとどまります。
- ウネットワークに関するアクセス制御の管理方…:方針を制定したと述べています。決まりを定めるのは運用する側の仕事です。定めた本人が確かめても、独立性は保てません。方針を決めるのは経営や主管部門の役目です。それが守られているかを見る側にいます。立場が入れ替わっています。
- エハードウェアに関するアクセス制御の運用手…:運用手続を実施したと述べています。行う側に回っているので、確かめる立場ではなくなります。実施した結果を後から見るのが監査人の役目です。手続を動かせば、監査の対象そのものになります。見る人と動かす人は分けます。
この問題の用語
- アクセス制御誰がどの情報や機能にどこまで触れてよいかを決め、実際に制限する仕組みです。決めた方針から外れた操作を、機械の側で止めるのが要点です。
- システム監査情報システムが安全で正しく使われているかを、担当から独立した立場で点検し報告すること。直すべきところを見つけて伝えます。
- 監査人システム監査を行う人。作る側や運用する側から独立した立場を保ち、自分では作らずに規程や記録を見て確かめます。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問60
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 科目A 問15:システム監査人の行為(監査人)
- 令和7年度 科目A 問15:情報セキュリティ管理基準の問題(監査人)
- 令和元年度 秋期 午前 問59(システム監査)
- 平成28年度 秋期 午前 問58:システム管理基準に関する問題(アクセス制御)
- 平成28年度 春期 午前 問59:システム監査人が採った行動(アクセス制御)
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