(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問38
リスク管理
スーパーマーケットを経営する企業が、店舗内で調理・販売した食品が原因で食中毒を発生させ、顧客に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償する保険として、( )がある。
- 1生産物賠償責任保険(PL保険)
- 2請負業者賠償責任保険
- 3施設所有(管理)者賠償責任保険
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✓ これが正解1生産物賠償責任保険(PL保険)
解説
販売した食品による食中毒の賠償は、生産物賠償責任保険で補償します。
企業向けの賠償責任保険は、何が原因で他人に損害を与えたかによって種類が分かれます。設問の場面は、スーパーマーケットが店舗内で調理して販売した食品が原因で、顧客が食中毒になったというものです。
生産物賠償責任保険(PL保険)は、製造・販売した製品や、行った仕事の結果が原因で、引き渡した後に他人の身体や財物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険です。販売した食品は、顧客に引き渡された生産物にあたるため、その食品が原因の食中毒はこの保険の対象になります。食中毒が起きたのが店の中か顧客の自宅かではなく、原因が引き渡した食品かどうかで判断します。
したがって、空欄には生産物賠償責任保険(PL保険)が入ります。原因が商品なら生産物賠償、原因が建物や設備、業務中の不注意なら施設所有(管理)者賠償、と原因で振り分けると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2請負業者賠償責任保険:請負業者賠償責任保険は、建設工事や清掃などの請負作業を行っている最中に、作業のミスで他人にけがをさせたり物を壊したりした場合の賠償に備える保険です。販売した食品が原因の食中毒は対象の場面が異なります。
- 3施設所有(管理)者賠償責任保険:施設所有(管理)者賠償責任保険は、店舗の床や設備の欠陥、施設内での業務中の不注意などで客にけがをさせた場合の賠償に備える保険です。食中毒の原因は施設ではなく販売した食品なので、この保険では補償されません。
出典:3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問38(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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