第110回 午後 問25
保健統計学
死因順位の第1位
令和3年(2021年)の人口動態統計における10~14歳の死因順位の第1位はどれか。
- 1自殺
- 2肺炎
- 3心疾患
- 4悪性新生物
- 5先天奇形、変形及び染色体異常
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✓ これが正解1自殺
解説
令和3年の10~14歳の死因第1位は自殺でした。
年齢階級別の死因順位は、人口動態統計の基本的な知識です。出題当時の最新の公表値である令和3年(2021年)の人口動態統計で、10~14歳の死因の第1位は自殺でした。
10歳代前半は、病気で亡くなる人がもともと少ない年齢層です。そのため、悪性新生物や不慮の事故とともに、自殺が上位を占めるようになっており、令和3年には自殺が第1位となりました。子どもの自殺は学校保健や地域の精神保健の重要な課題で、悩みを抱える子どもに早く気付き相談につなぐ取り組みが求められています。したがって、自殺が正解です。肺炎は高齢者で上位に入る死因、心疾患は中高年以降で上位になる死因で、10~14歳の第1位ではありません。先天奇形、変形及び染色体異常は乳児期の死因の第1位として知られ、年齢が上がると順位が下がります。悪性新生物も10歳代前半の上位に入りますが、第1位ではありません。
若い世代の死因では、乳児は先天奇形、10歳代以降は自殺が上位、と年齢による入れ替わりを押さえておくと選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2肺炎:肺炎は、高齢になるほど死亡が増え、高齢者で死因の上位に入る病気です。10~14歳は病気による死亡が少ない年齢層で、肺炎がこの年代の死因の第1位になることはありません。
- 3心疾患:心疾患は、主に中高年以降で死亡が増え、全年齢では死因の上位に入りますが、10~14歳の第1位ではありません。この年齢層で上位を占めるのは自殺や悪性新生物、不慮の事故です。
- 4悪性新生物:悪性新生物は10歳代前半でも死因の上位に入りますが、令和3年の10~14歳では自殺がそれを上回り第1位でした。全年齢での第1位の死因と、この年齢層の第1位を混同しないことが大切です。
- 5先天奇形、変形及び染色体異常:生まれつきの形態や染色体の異常による死亡は、生後1年未満の赤ちゃんで最も多くみられます。成長して学童期・思春期になると死亡に占める割合は小さくなり、10歳代前半で首位になる死因ではありません。
出典:第110回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問25(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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