第110回 午後 問35
保健統計学
国勢調査に関する問題
国勢調査について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 13年ごとに実施する。
- 2人口静態を把握する。
- 3厚生労働省が実施する。
- 4調査区を無作為抽出する。
- 5世帯員と世帯について調査を実施する。
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✓ これが正解2人口静態を把握する。
✓ これが正解5世帯員と世帯について調査を実施する。
解説
国勢調査は人口静態を全数で把握し、世帯員と世帯を調べます。
国勢調査は統計法に基づく調査で、法第5条が中身を定めています。総務大臣は、本邦に居住している者として政令で定める者について、人及び世帯に関する全数調査を行い、国勢統計を作成しなければならないとされ、これを国勢調査といいます。
調査は10年ごとに行い、その間の5年目にあたる年には簡易な方法による調査を行うと定められているので、実際には5年ごとに実施されています。ある一時点で日本に住んでいる人の数や性別、年齢、世帯の構成などを調べるので、人口静態を把握する統計です。出生や死亡のように一定期間の人口の動きを調べる人口動態統計とは対になります。また、人及び世帯に関する調査なので、世帯員と世帯について調べるという記述も正しく、人口静態の把握とあわせてこの2つが正解です。実施するのは厚生労働省ではなく総務大臣(総務省)で、すべての人と世帯を対象にする全数調査なので、調査区の無作為抽出も行いません。
国勢調査は、5年ごと、総務省、全数、人口静態、とまとめて覚えると、厚生労働省の標本調査と区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 13年ごとに実施する。:統計法第5条は、国勢調査を10年ごとに行い、その間の5年目の年にも簡易な方法で行うと定めています。実際の実施は5年ごとで、3年ごとに実施するという記述は誤りです。
- 3厚生労働省が実施する。:統計法第5条は、国勢調査を行い国勢統計を作成するのは総務大臣と定めています。人口動態統計や国民生活基礎調査は厚生労働省の所管ですが、国勢調査は総務省が実施する統計です。
- 4調査区を無作為抽出する。:国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象とする全数調査です。一部を選んで調べる標本調査ではないため、調査区を無作為に抽出して対象を絞ることは行いません。
出典:第110回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問35(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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