平成21年度 秋期 問39
プロジェクトマネジメント
生産性に関する問題
プログラムの開発作業で担当者 A 〜 D の 4 人の工程ごとの生産性が表のとおりのとき,4 人同時に見積りステップ数が 12 k ステップのプログラム開発を開始した場合に,最初に開発を完了するのはだれか。
単位 k ステップ/月
| 担当者 | 設計 | プログラミング | テスト |
|---|---|---|---|
| A | 3 | 3 | 6 |
| B | 4 | 4 | 4 |
| C | 6 | 4 | 2 |
| D | 3 | 4 | 5 |
- アA
- イB
- ウC
- エD
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✓ これが正解イB
解説
一工程だけを見ると、足を引っぱる工程を見落とします。
四人はそれぞれ、三つの工程で違う生産性を持っています。同じ量を仕上げるので、掛かる月数を工程ごとに出します。量を速さで割ると、その工程に必要な月数が出ました。三つを足せば、その人が仕上げるまでの月数になります。最初の人は、四か月と四か月と二か月で十か月でした。二人目は三つともそろっていて、三か月ずつの九か月です。三人目は設計が最も速い一方、試験に六か月も掛かりました。合わせると十一か月となり、四人の中では最も長くなります。四人目は四か月と三か月と二・四か月で、九・四か月でした。いちばん短いのは九か月なので、二人目が最初に終えます。この人を挙げた肢が当たり、差はわずか〇・四か月でした。速い工程を持つ人が、必ず早く終えるとは限りません。シラバスも、開発規模に基づく見積りを学ぶよう求めています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA:最初の人を挙げた肢のほうが、こちらに当たります。試験は二か月と、いちばん速く進みました。ところが設計とプログラミングに、四か月ずつ掛かります。合わせると十か月となり、一か月だけ届きません。速い工程がひとつでも足りません。
- ウC:三人目を挙げた肢というのが、こちらです。設計は二か月で、この三工程では最も速く進みます。ところが試験に六か月も掛かってしまいました。合わせると十一か月で、四人の中では最も長くなります。一工程だけ見ると、この肢を選びます。
- エD:四人目を挙げた肢が、こちらに並んでいます。プログラミングと試験は速く、合わせて五・四か月でした。ところが設計に四か月が掛かっています。合計は九・四か月となり、〇・四か月だけ届きません。四人の中では、二番目に短い月数でした。
この問題の用語
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問39(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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