平成25年度 秋期 (特別措置試験) 問31
システム開発技術
システムが実現すべき応答時間などのシステムの品質を明確にする工程として,適切なものはどれか。
- アシステムテスト
- イシステム要件定義
- ウソフトウェア詳細設計
- エプログラミング
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✓ これが正解イシステム要件定義
解説
決める、作る、確かめる、という三つに工程を仕分けます。
設問に置かれた動詞は、明確にする、です。つまり、決める工程を探せばよいということになります。作る工程と確かめる工程は、その時点で候補から外れていきます。要件には二つの種類があり、片方は何ができるかを表します。もう片方は、どのくらい良いかを表すものです。応答の速さは、後者にあたる品質の側の要件です。測る値が無ければ、確かめる作業そのものが立ちません。だから、システム要件定義を挙げた肢が当たります。確かめる工程のほうは、決まっているから測れる側です。一秒以内と決めてあるからこそ、そこで測れます。内側の作りを取り決める段も、たしかに決める側です。ただし決めるのは、そうするための作り方のほうです。組み上げる段は、四つの中でいちばん遠くなります。どうあってほしいかと、どう作るかを分けると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アシステムテスト:確かめる工程を挙げています。そこでは、決めてある値に届いているかを測ります。一秒以内と決めてあるからこそ、測ることができます。品質を測る場面を問われたなら、こちらが答えです。決める工程そのものではありません。
- ウソフトウェア詳細設計:内側の作りを決める工程を挙げています。決める側ではありますが、決めるのは作り方のほうです。速くするために、どう組むかを取り決めます。実現の手立てを問われたなら、こちらが答えになります。求める姿を決める段ではありません。
- エプログラミング:組み上げる工程を挙げています。決めたことを、実際の形にしていく段です。四つの中では、決める段からいちばん遠くなります。作る作業を問われたなら、こちらが答えです。次の段は、もう確かめる作業です。明確にする段ではありません。
この問題の用語
- 応答時間要求を終えてから、最初の結果が表示され始めるまでの時間です。処理がすべて終わるまでを測るターンアラウンドタイムとは別です。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- システムテスト作り上げたシステム全体が、求めたとおり動くかを確かめる試験です。機能のほか、性能や操作性、異常時の動きなども確かめます。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問31
同じ用語が出る問題
- 令和8年度 問52:要件定義に関する問題(要件定義)
- 令和7年度 問25:ブロックチェーンを適用した事例(応答時間)
- 令和5年度 問42:単体テストに関する問題(システムテスト)
- 令和3年度 問46:システム要件定義に関する問題(応答時間)
- 令和3年度 問38:システム監査に関する問題(システムテスト)
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