平成28年度 秋期 (特別措置試験) 問17
企業活動
在庫回転率の算出式
在庫回転率は資本の効率を分析する指標の一つであり,その数値が高いほど,商品の仕入れから実際の販売までの期間が短く,在庫管理が効率よく行われていることを示している。在庫回転率の算出式として,適切なものはどれか。
- ア(期首在庫高 + 期末在庫高)÷ 2
- イ売上高 ÷ 総資産
- ウ売上高 ÷ 平均在庫高
- エ平均在庫高 ÷ 売上高
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✓ これが正解ウ売上高 ÷ 平均在庫高
解説
高いほど期間が短いと、設問が向きを教えてくれています。
式を思い出せなくても、設問の一文で決められる問いです。数値が高いほど仕入れから販売までの期間が短い、と書かれています。つまり、在庫が少ないほど大きくなる式を選べばよいことになります。試すのは簡単で、在庫をうんと小さくしてみます。在庫が分母にあれば値は大きくなり、分子にあれば小さくなります。向きが書かれている設問では、暗記より代入のほうが速く確かです。もう一つ用意されているのが、計算の部品をそのまま答えに見せる肢です。在庫の平均を出す式はこの指標の材料ですが、指標そのものではありません。効率性を測る指標が何を分母に置くのかを確かめると、残りも外せます。向きが書かれている設問では、暗記より代入が速く確かです。在庫を極端に小さくして試します。分母にあるか分子にあるかで、向きが決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア(期首在庫高 + 期末在庫高)÷ 2:期首と期末の在庫を足して二で割る式で、在庫の平均そのものです。この指標を計算するための材料であって、指標ではありません。部品を答えに見せる肢です。在庫の平均そのもので、この指標の材料です。部品を答えに見せています。
- イ売上高 ÷ 総資産:分母が在庫ではなく、持っている財産の全体になっています。会社全体の効率を測る式で、在庫がどれだけ速く動いたかは表しません。分母がずれています。分母が在庫ではありません。会社全体の効率を測る式になっています。分母がどこかを見ます。
- エ平均在庫高 ÷ 売上高:分子と分母が入れ替わっています。この式では在庫が少ないほど値が小さくなるので、高いほど期間が短いという設問の向きと正反対になります。分子と分母が入れ替わっています。設問の向きと正反対になります。代入すれば分かります。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問17
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