平成30年度 春期 (特別措置試験) 問62
システム構成要素
システム構成に関する問題
1台のコンピュータを論理的に分割し,それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ,あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術として,最も適切なものはどれか。
- アNAS
- イ拡張現実
- ウ仮想化
- エマルチブート
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✓ これが正解ウ仮想化
解説
一台を論理的に分け、同時に複数を動かして見せる技術です。
設問の言葉を先に分解します。一台を論理的に分ける、それぞれで独立した基本ソフトを走らせる、複数台が同時に動いているように見せる。この三つを満たす技術を選びます。判定を分けるのは、最後の同時にという一語です。一台の機械に複数の基本ソフトを入れる仕組みは、ほかにもあります。起動するときにどれか一つを選ぶ形がそれで、こちらは選ばなかったほうが動いていません。つまり、入っているのは複数でも、動いているのは一つです。設問は同時に稼働しているように見せると書いているので、この形は外れます。残るのが、一台の資源を分け合って複数を並行して走らせる仮想化です。似た仕組みが並ぶ問題では、共通点ではなく、設問が付け足した限定の一語を探します。ここでは同時にという条件が、四つの候補を一つに絞っています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アNAS:ネットワークにつないで使う記憶装置のことで、保存する場所を共有するための仕組みです。基本ソフトを複数走らせるという話ではありません。設問が求めている、一台を論理的に分けて同時に動かすという条件のどれにも当てはまりません。
- イ拡張現実:目の前の景色に情報を重ねて見せる技術のことです。表示のしかたに関わる技術なので、一台の機械の中を論理的に分ける話とは分野そのものが違います。設問が並べた三つの条件のどれとも重なりません。名前の似た別分野の語です。
- エマルチブート:複数の基本ソフトを入れておき、起動のときにどれか一つを選ぶ仕組みです。入れておく数は複数なので設問の前半とは重なりますが、実際に動くのは一つだけです。同時に稼働しているように見せるという条件で外れます。最も紛らわしい肢です。
この問題の用語
- クライアントサーバシステムクライアントとサーバが役割を分けて協調しながら処理を進める分散処理の形です。サーバがサービスを提供し、クライアントがそれを利用します。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問62
同じ用語が出る問題
- 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問63:応答時間を短縮するための施策(クライアントサーバシステム)
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